恋のsignal ２nd

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なんて日だ。



営業部の飲み会の後、解散して藤ヶ谷さんが駅まで送ってくれるから一緒に歩いてて。

その道のりの中で、なんか見覚えのある背の高い綺麗な…あ！淳太くんだ。



何も考えずに近づいてって、話し込んだことを後悔してる。




繁華街のど真ん中、北山さんとふたりになってしまった。




まさか、淳太くんと北山さんが同じ会社の同期だったとはなー…





「…北山さん、動けますか？」




「…うん、何とか…」




とりあえず自販機でお水を買って、項垂れてる北山さんに渡した。




「どうぞ…」




「…ありがと」




「あの…タクシー拾ってきます」





あんなことがあったから、具合悪そうにしてるけど背中擦ってあげたりとかも出来ない。

私が送るなんて滅相もないよ。

キモいストーカーなんだから。




「北山さん、タクシー拾いましたよ、乗ってください」




「…ありがと」




「住所言えます？」




「うん…」




「じゃ、家着いたら淳太くんに連絡してくださいね。


…おやすみなさい」





弱ってる北山さんもなかなか可愛いかも。

もう２度と会えないと思うけど。
最後にまた少しでも話ができて良かったな。





「じゃ、運転手さんよろしくお願いしまー…

「乗って。送ってよ」





「…はい！？」




「すいません、出してください。△△駅方面で」




グイッて腕掴まれてタクシーに乗せられて、走り出した

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