君と僕らの明日 part２

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「あーぁ、なんでこのタイミングで俺って転職なんだろ。




せっかく両思いになれて、毎日会社で会えるのも楽しかっただろーなぁ。




悪いのからも守ってあげれるしね」





「大丈夫です…自衛します…」






何か顔から火が出そうなことサラリと言ってくる。


こんなの、毎日会社で被弾してたら耐えられない！
良かった、転職は私には良かったかもしれまんよ藤ヶ谷さん！！





「ここだよ、俺ん家。自分で言うのも何だけど、結構綺麗にしてるつもりだから。

どーぞ」




「ふふふ、すごい自信ですね〜…




わぁ…綺麗…」





モノトーンで纏められてるお部屋は、すごくすっきりで綺麗。

アロマなのかほんのり良い香り。完全に女子力負けてる気がする。





「ソファーにでも座ってて。疲れたでしょ、お風呂入れるからね」





「…はい」





私の動揺を知ってか知らずか、意味深に微笑んでバスルームへ藤ヶ谷さんは消えていった。





勧められるままにソファーに座ってはみたものの、リラックスなんて出来るはずなくて、会議中よりよっぽど背筋伸ばしちゃってて。





「Aちゃん、そんなに緊張してて今晩大丈夫なの？越せる？」





「えっ。いや、あの、はい…なんとか、一晩くらいなら…」




「そーんなにカチコッチンだとさ、手も出せないんだけどなー」




ふわって横に座られて、抱き寄せられて、見上げたと同時に優しくほっぺにキスをしてくれた。





「正直さ、Aちゃんが俺の事選んでくれると思わなくて…。びっくりした」




「藤ヶ谷さんといると、ドキドキするんです。胸が苦しくて、恥ずかしくて、でも嬉しくて…


今だってそうです。ドキドキして…

「震えが止まらない？」






「…はい。だけど、このドキドキが癖になるんです…」




「…可愛いこと言わないでよ」





両手でほっぺを包まれて、甘いキスが始まった。

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