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次の日、仕事の後に藤ヶ谷さんと待ち合わせをした。
会社の近くに大きなショッピングモールがあるから、色んなお店を見ながら連絡が来るまで時間を潰す。
「Aちゃん、お待たせ。結構待たせちゃったね」
「お疲れさまです。全然待ってないですよ、お店見てたし」
「何見てたの？」
「夏服可愛いなって…」
まだ梅雨は明けてないけど、お店に並ぶ夏服はどれも涼し気で可愛い。
去年はあんまり新しい服買わなかったけど、今年は色々買いたい気分になってるのは、日々彩りが出来たから？
「ふーん…あ、俺こーゆう服の子好きかも」
何気なく藤ヶ谷さんが選んで指差したのは、フワフワした…何か、んー…恥ずかしいな、ちょっと。
「藤ヶ谷さんは、女子アナ風が好きなんですね」
「え、そうなの？気づかなかったー」
あははってちょっと照れて笑ってる藤ヶ谷さんは、かっこいいけど可愛い。
普段会社では落ち着いてる分、あんまり感情を表に出してるのは見ることは少なかった。
その後に行ったスペインバルでも、藤ヶ谷さんは手を叩きながらよく笑ってた。
知らなかった。こんなに感情豊かな人だったんだ。
「お酒は、俺よりAちゃんのが強いね」
「…ですね！私も、大して強くないですよ。藤ヶ谷さんが弱いんです」
「あはは、そっかぁ。接待とかしんどいもんな、飲めないからな」
楽しい時間はあっという間に過ぎていき、私と藤ヶ谷さんの乗る電車は別路線。
「ここまでで、大丈夫です。今日はごちそうさまでした、楽しかったです」
「こちらこそ。ありがとね、付き合ってくれて」
「えっと…」
どうしよう。このままサラリと立ち去るか、何か言うにしても何を言えばいいか分からないし…
この微妙な沈黙、困ってくる。
「Aちゃん、俺は気持ち変わらないから、ゆっくり考えて返事ちょうだいね」
「…はい」
「じゃ、おやすみ」
このまま、帰るかと思った。
安心したような、拍子抜けしたような複雑な気分で見送ろうと立ち尽くしてると、ふと距離が縮まって暖かくて柔らかいのがおでこに触れた。
「おやすみ、Aちゃん」
「…っ！！！」
おでこに触れたのは、まさかの唇だった。
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さくらんぼ(プロフ) - Mayさん» コメントありがとうございます。とりあえず、しばらくは決めちゃいけないらしい設定にしてますので、グズグズ揺れまくってもらう予定です♪確かに藤ヶ谷さんが素敵ですね！私もそう思います(*^^*) (2017年1月1日 15時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
May(プロフ) - このままぐずぐず決められないままっていうのも幸せですー(*^^*)でも決めないと甘い時間も過ごせませんね…この設定だと藤ヶ谷さんが素敵に見えます！ (2016年12月31日 13時) (レス) id: 8902c267d0 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ★mmiioo★さん» 誰にしましょうか、誰がいいかむしろ誰かに決めて欲しいくらいオチを迷ってます笑(>_<) 。 (2016年12月31日 11時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - あらーみっくんモテモテにやきもち？玉ちゃんも気になってるし誰にするの〜？ (2016年12月27日 23時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ★mmiioo★さん» そうですね…確かに、ガヤさんが一番誠実で素敵☆ミこれから北玉の逆襲です♪ (2016年12月22日 8時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2016年12月5日 20時
