232 玉森・side ページ32
次にミツに会ったのは、数日後のレギュラー番組収録の日。
空き時間に一人で煙草を吸ってるのを見つけて、俺も喫煙室に入った。
「お邪魔」
北山「お疲れぃ。晴美がさ、玉に会えて喜んでた。相変わらず可愛いねって」
「可愛くねーし…晴美さんこそ、相変わらず綺麗で可憐だねって伝えておいて。
…なぁ、ミツ。俺、Aのこと連れ込んじゃった。今家で暮らしてる、あいつ」
ちょっと牽制してみた。どんな反応する？
北山「マンション引き払わせたの？」
「いや、そこまでは。…俺の自己満で連れてきたから」
北山「何だよそれ。ていうかさ、玉の家広いから同棲すりゃいーじゃん。
あれだけ戸数あるマンションなら撮られたところで誤魔化させそうだし」
俺のマンションに引き込んだこと、特に何も思わないみたいだ。
まぁ、とやかく言われる筋合いも無いんだけど。
「そーだけどね。ミツはさ、晴美さんと上手くいってるみたいだね。偶然でびっくりしたわ、あの日」
北山「俺もびっくりした。
…A大丈夫だった？あの後…晴美がちょっと気にしてたから」
「気にしてた？」
晴美「うん…あいつらも初対面だったしさ、Aの存在で結構喧嘩になったこともあったし。
だから、晴美なりにAは色々思うことのある相手なんだって」
「まぁ…そうだろうね。Aさ、あの後号泣してたよ。
それ見て、俺も不安になった。まだ100％俺に気持ちあるわけじゃないんだなーって」
北山「うわ…マジか。悪かったな、結構時間経ったし、もう大丈夫かと思ったし、良い機会だから紹介しちゃって」
「いや、大丈夫。今荒療治してるから」
北山「ひょー。玉ちゃん、やーらしー」
ニヤニヤおやじみたいに笑って、ミツは喫煙室から出ていった。
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はと(プロフ) - はじめまして。今頃ですが、こちらの作品に出会い、何度も読み返してキュンキュンしています。主人公さんが、『玉ちゃん』呼びから『裕太』と呼ぶきっかけになった場面など番外編で読みたいなぁ。と思いました。期待しています。 (2019年1月26日 10時) (
レス) id: bf18adaee4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - じゅりみつさん» コメントありがとうございます♪ミツ担の方に、このお話が受け入れてもらえてすごく嬉しいです！ポインセチア、素敵ですよね。この季節に見かけることも多いですが、ウキウキしますよね。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました(о＾∇＾о) (2016年12月10日 16時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
じゅりみつ(プロフ) - こんばんは。完結おめでとうございます。お疲れ様でした！私は北山担なのですがこの玉ちゃんにとても惹かれていきました。読んでいてすごく楽しくて素敵な作品でした！個人的にポインセチアの花が好きで最後に出てきたので興奮して思わずコメントしてしまいました！笑 (2016年12月9日 0時) (レス) id: cbc3fa0b60 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます。続編は、お話が思い付いたら書きたいなと思ってます♪どんなオチにするかは悩み所ですが…また、続きが出来た際には、読んでいただけると嬉しく思います。最後まで、ありがとうございました♪ (2016年12月5日 11時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます。続編は、お話が思い付いたら書きたいなとは思っています。とりあえず、今回は区切り良くエンドです。続きが出来た際には、また読んでいただけると嬉しく思います♪最後まで、ありがとうございました！ (2016年12月5日 11時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2016年9月21日 12時
