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その大事な日曜になった。
玉ちゃんがくれた封筒を、大事に鞄に入れた。
いつもより丁寧に髪の毛を巻いて、わりと上品に見えそうな洋服を選んだ。
いつものパンプスよりも少しだけヒールの高いものを履いて出発する。
そして、降り立った駅は有楽町駅。
日曜の駅前はたくさんの人がいて、人混みをすり抜けて帝国劇場へ向かった。
「わー…すご…」
デンっと大きく掲げられた看板。キリッと写る玉ちゃん。
改めて、私この人と付き合ってるって許されるの…？
開演は６時からだけど、かなり早い時間に従業員入口に来るように言われた。
玉ちゃん着いた?向井さんが迎えに行くから入口着いたら教えて
到着したことを返信して、少ししたら向井さんがドアを開けてくれた。
向井「三浦さん、久しぶり。こっちにどーぞ」
「お久しぶりです。失礼します」
向井「初めて？ドリボ来るのは」
「はい。ずっと来てみたかったんですけど、なかなかタイミングが無くて」
向井「ふーん。ま、楽しんで欲しいのはもちろんなんだけど…
さっき玉にも伝えたけど、たまになら良いけど、頻繁にこうやって控室出入りするのはNGね」
「え…」
向井「キツい事言っててごめん。でもやっぱ、マネージャーとしてはリスク回避もしたいわけ。
個人的には、これで玉のテンション上がって更に良い舞台になったらいいなって思うけど。
控室はここね。また出るとき玉に連絡させるから」
「はい…ありがとうございました」
ニッコリ笑って去っていく向井さんだけど、また釘を刺されてしまった。
そうだよね、いつも同じ女が裏口彷徨いてたら誰に勘づかれるか分からないし。
ちょっとブルーになりながらも、控室のドアをノックした。
『はーい』
「三浦です」
『はいはーい』
扉を開けてくれたのは、満面の笑みの宮田くん。
宮田「三浦さん久しぶり〜。玉、今スタッフさんに呼ばれたけど、すぐ戻ってくるから中で待ってて」
「はい、ありがとうございます」
中に入ると笑顔で千賀くんが迎えてくれて…部屋の隅には、まさかの…
「ミツ…」
ミツ「あれ、A…。久しぶり」
「…うん。久しぶり」
優しく微笑んでくれたミツに、私は上手に笑い返す事ができたんだろうか。
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さくらんぼ(プロフ) - 桜さん» 主人公ちゃん、今からアイドルの彼女になる洗礼を…！！変な記事に二人は勝てるのか？感じです。いつも読んで頂いて有難うございます！ (2016年9月20日 22時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - さくらんぼさん» この先の展開、とても楽しみです(#^∀^#)いつもこのお話を読んで癒されてます。 (2016年9月20日 18時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 桜さん» いつもコメントくださってありがとうございます♪更新頑張ります((o(^ ^)o)) (2016年9月13日 23時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - さくらんぼさん» 更新、楽しみにしてました〜(*^∀^*)これからも、応援してます☆ (2016年9月11日 8時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - さちさん» 楽しみにしてくれるなんて嬉しいです♪告白、やっぱり言わないですよね？大丈夫、悪い女子じゃないです笑。続きもよろしくお願いします☆ (2016年9月10日 8時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2016年8月26日 14時
