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口が滑って、樹くんの名前を自分から出して思いきり動揺してしまう。
これじゃ、何かあったの？って思われても仕方ないから、樹くんから話題を遠ざけたくて別の話をする。
変装についてどーこー言っても仕方ないのに、玉ちゃんは私の為に外に遊びに連れてきてくれたのに、こんな風に言ってしまったことにも自己嫌悪。
私の言葉に、玉ちゃんは黙ってしまった。
ちょっと、言い過ぎたかな。
そう思ってると、軽くため息をついて、鞄から明日の洋服を出してハンガーにかけはじめた。
表情がよく分からなくて不安になる。怒った？
もう外でデートなんか２度としてやるもんかとか思ってる？
「あの…ごめん」
玉森「なにが」
「言い方キツかったかなって…私のために旅行してくれてるのに…」
玉森「…ちょっと、傷ついたかも。
俺にとっては、一応精一杯の変装だし、いつも家にこもってるじゃAもつまんないかなって…
でも、それも余計なことだったのかなと」
「分かってる…嬉しいよ、外で遊びたかったし…」
玉森「あと…」
「あと？」
玉森「せっかく旅行に来て、よりによって樹くんの話かよってのも」
そう言われて、グっと言葉に詰まる。
玉森「Aがハッキリ言ったから、俺も言わせてもらうけど、樹くんは本当にヤダ。
心の中では、料理教室止めればいいのにっていつも思ってる」
「玉ちゃん…」
玉森「どーしても通いたいなら、他のとこ行けばいいじゃんって。
何でよりによって、そいつがいるとこ続けてんのって」
「ごめん…そこまで嫌とは思って無かった…」
玉森「何もない？あいつと。毎週会ってるだろ？ケータイ交換した？」
「会ったり会わなかったり…番号交換はしてないよ」
それを聞いて、少しだけど安堵の表情を浮かべた。
手を頭に置いて、軽く撫でられる。
玉森「ごめん。ちょっと、嫉妬丸出ししちゃった。
考えすぎだし、心配し過ぎだよな。
…Aの服もハンガーかけておくから」
言えない…好きだって言われたなんて言えない…
でも隠してて、何かのタイミングで知られたらもっと傷つけるし不安にさせるし…
そう思ったら、玉ちゃんの背中に抱きついてた。
「玉ちゃん私…料理教室辞める…」
玉森「いや、ごめん。そこまでしなくていいから」
「好きって言われた」
背中が一瞬にして強張った気がした。
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さくらんぼ(プロフ) - 桜さん» 主人公ちゃん、今からアイドルの彼女になる洗礼を…！！変な記事に二人は勝てるのか？感じです。いつも読んで頂いて有難うございます！ (2016年9月20日 22時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - さくらんぼさん» この先の展開、とても楽しみです(#^∀^#)いつもこのお話を読んで癒されてます。 (2016年9月20日 18時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 桜さん» いつもコメントくださってありがとうございます♪更新頑張ります((o(^ ^)o)) (2016年9月13日 23時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - さくらんぼさん» 更新、楽しみにしてました〜(*^∀^*)これからも、応援してます☆ (2016年9月11日 8時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - さちさん» 楽しみにしてくれるなんて嬉しいです♪告白、やっぱり言わないですよね？大丈夫、悪い女子じゃないです笑。続きもよろしくお願いします☆ (2016年9月10日 8時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2016年8月26日 14時
