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「ちょ、樹く…」
樹「こんにちはー。どないされました？」
次の番号の人が耳の遠そうなお爺ちゃんで、もう樹くんは私の事完全に無視。
どうしよう…。
でも、友達なんだし別にご飯くらいダメなことじゃないよね？
あの時玉ちゃんは樹くんに家まで送ってもらった事すごく怒ってたけど、今とは全然状況も違うし。
なにより、この後はもう暇。
玉ちゃんだって女友達とご飯くらい行くでしょ。
早めの時間で、家まで送ってもらわなければ問題無い。
そんな風に自分に言い聞かせて、言われた場所に６時半に来た。
すでに樹くんは入口の所で待ってる。
改めてスーツをまじまじと見て、違和感。
料理教室ではいつも普段着にエプロンだもんね。
樹「あ、ほんまに来てくれたわ。ブチられるかと思った」
「別に、ブチらなきゃいけないような事じゃないし…」
樹「彼氏大丈夫か？言った？」
「言ってない。わざわざ言わなきゃダメ？友達とご飯行ってくるって」
樹「さー？それは、相手のタイプによるんじゃない。
よし、じゃー何処行く？何食べたい？」
「んー…焼鳥とか？」
樹「おっさんやん。じゃ、俺好きな店があるからそこでいいか？」
「うん！」
連れてきてくれたのは、駅前にあるほんとに庶民的な焼鳥やさん。
樹くんはよく来るらしくて、オススメを適当に頼んでくれた。
「ん！美味しいーーー！！ぷりぷり！」
樹「やろ？色々浮気もするけど、結局ここの店に戻るんよ。
コレも美味いで」
ほいほい差し出されるから、つい食べ過ぎてしまう。
ふと、視線を感じた。
「…何？」
樹「いや…よー食うなと思って。試食の時間と食いっぷり違うとこ見ると、猫かぶってるやろ」
「違う、樹くんがドンドン頼むからじゃん！
普段は、ご飯だってお茶碗半分だし。スムージーに最近目覚めたし」
玉ちゃんのヘルシースムージーで、この食べ過ぎをリセットしたいくらいです…
樹「女の子も、バクバク食べる子のが可愛いけどな。
今もそう思いながら見てたんやけど」
「え…」
笑顔の中に少し別の何かを感じて、咄嗟に目を反らした。
樹「なぁ、電話番号教えてや」
「…だめ」
樹「なんで？俺の教えたやん」
「彼氏が、嫌がるから」
私の返事に、樹くんは少し驚いた顔をした。
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さくらんぼ(プロフ) - 桜さん» 主人公ちゃん、今からアイドルの彼女になる洗礼を…！！変な記事に二人は勝てるのか？感じです。いつも読んで頂いて有難うございます！ (2016年9月20日 22時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - さくらんぼさん» この先の展開、とても楽しみです(#^∀^#)いつもこのお話を読んで癒されてます。 (2016年9月20日 18時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 桜さん» いつもコメントくださってありがとうございます♪更新頑張ります((o(^ ^)o)) (2016年9月13日 23時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - さくらんぼさん» 更新、楽しみにしてました〜(*^∀^*)これからも、応援してます☆ (2016年9月11日 8時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - さちさん» 楽しみにしてくれるなんて嬉しいです♪告白、やっぱり言わないですよね？大丈夫、悪い女子じゃないです笑。続きもよろしくお願いします☆ (2016年9月10日 8時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2016年8月26日 14時
