天使と小悪魔 ページ44
里穂「あー！北山先生と中村さん！久しぶりですね、デートですか？？」
「古川先生…お久しぶりです」
北山「ここでバイトしてんだ…」
ビックリし過ぎたのと、無意識に構えてしまったを古川先生に勘づかれてクスクス笑われる。
里穂「二人してゲッみたいな顔しないでくださいよぉ。
それに、実習終わったから取り合えず里穂様でいいですよ？」
北山「…それはちょっと」
里穂「ふふ、冗談でーす。普通に古川さんで大丈夫です。
飲み物、何にしますか？」
北山「あっとー…ビールと、何にする？」
「シャンディーガフで…」
里穂「はい、少々お待ちくださーい」
ニッコリ可愛らしい笑顔を残して、古川さんは席から離れた。
残された私たちはやっと現実に戻ってきて、顔を見合わせた。
「ビックリしたー…まさかの里穂様…」
北山「な、…」
どっちかというと、みっくんのが引きつってるっていうか、動揺してる。
「別に、もう大丈夫だよ。ね、里穂様のコシュチューム可愛かったね？どの国の服なのかなぁ」
北山「あぁ…サリーかな、インドじゃね？」
里穂「その通りでーす。サリーを、動きやすくアレンジしてあるんです。
どうですか？似合います？」
持ってきてくれた飲み物をテーブルに置いて、くるっと一回り。
ヒラヒラした民族衣装も照明に反射してる。
「うん、可愛い！いいですね、若いし綺麗だから何でも似合いますよ」
里穂「ふふふ、ありがとうございます♪
中村さんも、きっと何色のドレスでも似合うと思いますよ？」
「はい？」
里穂「早く片付いちゃってくださいよぉ。じゃなきゃ、私また狙いに行きますよ？」
北山「おい、いい加減にしてよ。
…心配しなくても、もープロポーズ済みだから大丈夫。古川さんが入る余地無いでーす」
タジタジな私に代わって、みっくんか助け船を出してくれた。
しかも然り気無く結婚することも報告してくれたし…やば。嬉しくてちょっと感激。
古川さんは一瞬だけ寂しそうな顔になったけど、すぐに笑顔に戻った。
里穂「そっか…。良かったです、おめでとうございます」
「ありがとうございます。あの…」
里穂「お食事のご注文伺いまーす」
少し気まずくなった空気も、彼女は吹き消してくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 780人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらんぼ(プロフ) - ★mmiioo★さん» たまに北山先生が恋しくなります笑。天使には、きちんと報告しなくちゃーと思ってました(о＾∇＾о) (2016年9月13日 23時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - まさかのマカロン♪早く在校生にもカミングアウトしたいよねー！！あの２人に報告できたのは一安心かな。 (2016年9月12日 19時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ★mmiioo★さん» 思い出したように突如更新するマカロンです笑。忘れずに見てくれてありがとうございます(о＾∇＾о) (2016年8月30日 15時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 名無し49053号さん» 遅くなりました、コメントありがとうございます♪また続きもよろしくお願いします(^o^) (2016年8月30日 15時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - わーマカロン♪ついに報告したねー！！ (2016年8月29日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら
| 作成日時：2016年6月18日 7時
