Miel マカロン ４

報告会 ページ39

亜依「そうだよね、私も結婚は聞いてなかった！いつ決まったの？」



「一ヶ月くらい、前かな。今日はみなさんに報告しようとは思ってましたけど…


まさか、こんなにサラっと言われると思わなかったです」



北山「んふふ、だって改まって言うのも恥ずいじゃん。


てことで、結婚するので…みなさんよろしくお願いします。

ほら、Aもペコって」



「あ、そっか。お願いします…」



二人で軽く頭下げて、下向いたトコでみっくんと目が合ったから、つい笑ってしまった。



千賀「そっかぁ、おめでとう！良かったね、北山先生、Aちゃん」



亜依「おめでとう。いいね、めでたいね！」



宮田「北山先生、中村っちおめでとう！ずーーっと二人はお似合いだと思ってたし、俺も嬉しいよ」




藤ヶ谷「絶対お互い好きだよなーって思ってたけど、ここまで話が進んでるとはね。

ほんと、おめでとう。結婚の準備とか大変だろうけど頑張ってね」



横尾「地味に俺、北山先生結婚出来るのかなって心配だったんだよね。


相手が中村さんなら安心した。中村さん、ふつつか者だけどよろしくね？」



「ふふ、大丈夫です。任せてください」



北山「おいー好き勝手言うなよなー…」



みんな言いたいこと勝手に言ってるけど、心から祝福してくれてるのが伝わってくる。

ほんとに、いい職場に恵まれたな。



その後は第一印象から付き合うまでの馴れ初めとか、去年の夏休みの話とか細かく聞かれて。

みっくんはお酒入ってテンション上がっちゃってペラペラ喋るし、勢い余って千賀先生が亜依先生と付き合ってること暴露しそうになるしで、もうめちゃくちゃ。



楽しい宴はあっという間に過ぎて、お開きになった。



帰りのタクシーの中、酔って潰れる手前まで来てるみっくんと一緒に帰りながら、明日からはコソコソ付き合ってること隠さなくていいんだなって嬉しく思った。



フラフラなのを何とかベッドまで連れてって、スヤスヤ眠る愛しい人の前髪を撫でた。




「…おやすみ。これからも、よろしくね？」



眠ってるハズ…、



でも、何となく微笑み返されたような気がした。

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