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夕飯を食べてから、みっくんが家まで送ってくれた。
別れが惜しくて、ホントに家のすぐ近くにある公園で少し話してると、誰かが近寄ってくる気配。
母「A?」
「え…あ、お母さん…!!!」
北山「え、お母さん?」
いつも落ち着いてるみっくんだけど、さすがにお母さんの突然の登場にちょっと動揺してる。
「お母さんこんな時間にどうしたの?」
母「たまにはお母さんだって夜遊びするわよ。
…それより、こちらの方は…?」
私と話しつつ、目線は完全にさっきからみっくん一直線。
北山「初めまして。Aさんとお付き合いさせて頂いてます、北山宏光と申します。
同じ職場で、体育を教えております」
それを聞いて、お母さんは口も目も見開いて両手口にあてて、何とも古いリアクション。
母「あっ…そ、そうだったの!!Aの彼氏さん、職場の人とは思わなくて…っ
Aの母です、いつもお世話になってます〜…。ねぇ、どうしましょ。もっと綺麗な格好の日にお会いしたかったわ」
北山「いえ、今夜のお洋服すごく綺麗ですよ?
僕の方こそ、お会いするって分かってればもっとキチンとした服で来たかったんですが…すいません、こんなラフで」
母「そんなそんな、酔ってるしボロボロ…やだ、あんた来るなら言いなさいよねっ」
「送って貰っただけだったから…まさか今日会うなんて…」
北山「今度、きちんとご挨拶に伺いたいんですが宜しいですか?
僕、サッカー部の顧問してまして、土日は練習がある日も多いのでなかなか都合が合わないかもしれないんですが、できる限り頑張りたいと思ってます」
母「はい、是非!うちはサラリーマン家庭なので土日は基本暇してますの、うふふ♪」
みっくんのスマイルにお母さん完全に堕ちてるし。
母「じゃあ、A早く帰ってらっしゃいよ!
北山さん、また今度ね。早めに遊びに来て下さいね」
北山「はい、ありがとうございますっ。おやすみなさい」
母「おやすみなさ〜い」
あんな浮かれてるお母さん初めて見たわ…。
姿が見えなくなるまで無言で見送って、顔見合わせて同時に吹き出す。
北山「やべー緊張したぁ。いきなり母登場はツラいわ」
「まさかお母さんが夜遊びしてるとは。
なんか、みっくんのこと気に入ったみたいだね。ルンルンしてたもん」
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さくらんぼ(プロフ) - ★mmiioo★さん» たまに北山先生が恋しくなります笑。天使には、きちんと報告しなくちゃーと思ってました(о^∇^о) (2016年9月13日 23時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - まさかのマカロン♪早く在校生にもカミングアウトしたいよねー!!あの2人に報告できたのは一安心かな。 (2016年9月12日 19時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ★mmiioo★さん» 思い出したように突如更新するマカロンです笑。忘れずに見てくれてありがとうございます(о^∇^о) (2016年8月30日 15時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 名無し49053号さん» 遅くなりました、コメントありがとうございます♪また続きもよろしくお願いします(^o^) (2016年8月30日 15時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - わーマカロン♪ついに報告したねー!! (2016年8月29日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2016年6月18日 7時