Miel マカロン ４

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敷地内にホテルもアウトレットモールも遊園地もある所だから、車に荷物取りに行ってチェックイン。

HPで見た感じとか名古屋にいた頃噂には聞いてたけど、やっぱりこのホテル…このエリアの人達が何となく憧れてるの分かる。

すごく素敵なホテルで、部屋も少し奮発して普通より良い部屋にしたからテンションが上がっちゃう。



「すごーーーい！綺麗な部屋ー…」



北山「な！こんなとこ泊まるの初めてかもー。

なぁ、荷物置いてホテル探検しよーぜ！」



振り返ると、みっくんも目をキラキラさせちゃって可愛らしいったら。

ホテル内のお土産屋さんとか、ゲームコーナー見たり、卓球とかして遊んでたら夕飯の時間になってしまった。




ホテルの中のレストランで夕飯を食べて、軽くお酒も飲んで、朝早かったし温泉入ってこのまま寝るのかなって思ってた。




部屋に帰る途中、窓からイルミネーションされた夜の遊園地が見えてフト立ち止まる。

明日になれば、ここで思いっきり遊ぶんだよね。何乗ろうかなー…



そう考えてたら、みっくんが突然手を握ってきた。



北山「ね、ちょっとだけ遊園地行こっか？

夜の遊園地って楽しそうじゃない？」




「え…でもお酒飲んだからジェットコースターは…」



北山「そんなの乗らねーよ。あれ、乗りに行こ？」




そう言って指さす方にあったのは、大きな観覧車だった。

夜の観覧車、絶対綺麗！



「うん、乗りたい！！」



北山「よし、じゃー行こ！急がなきゃ閉園しちゃうし」



そのまま、イルミネーションが輝く乗り物の間を歩く。
みんな出口へ向かっていく波の中で、私達はそれに逆らって観覧車へ向かって歩く。

それが、何だか嬉しくて。



当然ながら乗り物を待つ人も殆どいなくて、到着したら並ぶ事無くすぐに観覧車に乗り込んだ。

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