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「…どうかされましたか？」
『あの…僕のことも、送ってもらえないですかね？ミツの家に泊めてもらいたいんで…』
「え…。いえ、お家まで送りますよ？支障無ければ」
『いや、家はちょっと…』
なんか、煮えきらない。時計は深夜1時を指そうとしてるし、ここでウダウダしてても仕方ないか。
とりあえず飲んでるっていうお店の前に車を止めて、再度電話をした。
しばらくして背が高くて細身の男性と、おんぶされてるミツが現れた。
男性は夜だし、サングラスをしてるから顔が見えない。
後部座席のスライドドアを開けるスイッチを入れると、その男性はミツのこと放り投げて、私のことを見た。
『手慣れてますね？』
「…まぁ、いつものことなんで…」
『助手席座って良いですか？』
「はい、どうぞ」
横に座るってことは、この人は業界人だけどタレントさんでは無いのかな。
助手席に入ってきた彼からはふんわりとタバコと香水みたいな良いかおりがした。
「じゃ、どちらまで送りましょうか？」
『いや、ミツの家でいいですよ。泊まったことあるし』
「ミツは良いって言ったんですか？」
『んー…許可もらう前に潰れちゃったんで、取ってはないです。
あ、でも俺らそーゆうの別に…』
「私が困るんです！…私だって、ミツの家泊まります…」
今さら電車も動いてないから帰れない。
そしたら、彼は納得したみたいに頷いた。
『あー…そういう事ですかぁ。てか、やっぱ彼女なんでしょ？別に俺には隠さなくても良くないですか？』
「…彼女じゃないって言ってるじゃないですか…」
見ず知らずの人に心の傷を抉られる。
そもそも、自分だってミツの何なの？
わりと警戒心強いミツが潰れてるくらい親密な相手って…
東京に来てからのミツの交遊関係は、全然分からない。
タレントの友達か、メンバーの誰か、スタッフさんやら先輩やら…
会わせてもらったことも無いしね。
１度だけ、大倉くんって人にはすれ違う程度で会ったけど。
『…ていうか、お姉さん俺のこと分からないですか？』
「…サングラスかけてちゃ分からないです。
声は、聞いたことある気がします…」
そしたら、彼はサングラスを外してこっちを見た。
その顔を見て、思わず息が止まりそうになる。
『はじめまして。玉森って言います。
…存在くらいは、知ってますよね？
信号、青ですよ？』
アクセルなんて、踏んでる場合じゃない…！
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さくらんぼ(プロフ) - 玉森美優さん» コメントありがとうございます♪楽しんで頂けて光栄です☆また続きもよろしくお願いします(о＾∇＾о) (2016年7月20日 17時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
玉森美優(プロフ) - すごいね！私こんなのかけない！ 笑続き楽しみにしてます！ (2016年7月20日 7時) (レス) id: 5ab483f9f8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - みゆきさん» コメントありがとうございます♪楽しんでもらえて凄く嬉しいです☆マカロンは、しばしお待ち下さいm(__)m。。。続きもよろしくお願いいたします！ (2016年7月18日 8時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 新しいのもすごくおもしろいです＼(^o^)／次の更新楽しみにしてますね！maleマカロンもまってます！ (2016年7月17日 14時) (レス) id: c8ea068258 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - kagarin2409さん» ありがとうございます(＾∇＾)たまには別人のお話を…と思い玉ちゃんメインでチャレンジです！ずるいけど悪気の無いみっくんを、いつか振り向かせることが出きるのでしょうか…？また続きもよろしくお願いします♪ (2016年7月14日 20時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2016年6月14日 21時
