15 ページ15
家の住所を伝えて、そのまま車は走り出した。
ナビが案内してくれるから、そこ右とか左とか言わないし、車内には沈黙が流れてる。
でも不思議と気まずく無くて、窓越しに流れてく景色をボンヤリと眺めてた。
陽が長くなったから、19時近くてもまだ明るい。
だからなのか、途中で違和感を覚える。
「…あれ、玉森さん、ナビちゃんと見てますか？方向…」
玉森「んー？あはは、やっと気づいた？Aはいつになったら突っ込んでくれるのかなって思ってた〜。
夜ご飯付き合ってよ。こんなに早く仕事終わったけど、今日誰も予定合わなくて一人なんだよね」
…ミツは、今何してるんだろう。
仕事なのか、この前みたいに仲間と飲んでるのか…それとも、女の子とか…
玉森「すいませーん、聞いてますかー？」
「えっ！あ、ごめんなさい、聞いてます！
私玉森さんとご飯なんて、恐れ多くて出来ませんっ」
玉森「シカトした上にお断りかよぉ。
いいじゃん、個室行くし、会員制のお店ならファンの子来ないからいいでしょ？」
「それなら…まぁ…」
玉森「よし、じゃー決まりー」
連れてこられたお店は、しっかりと壁に囲まれてる小料理やさんみたいなとこ。
地下に車が止められて、そのまま階段を上がると外からは店の入り口は見られない。
「すごーい…玉森さん芸能人なんだぁ…」
玉森「すごいっしょ。前に共演した俳優さんに紹介してもらったんだよね。
ここなら、気にならないでしょ？」
「はい、ありがとうございます」
お店に入ると品の良さそうな和服の人が部屋まで案内してくれて、メニュー見ると…うわ、高い…！！
「た、まもりさん？私こんなに持ち合わせないです…っ」
うぅ、こんなこと申告するの恥ずかしすぎる…っ。
玉ちゃんはメニューから目線外して、こっちを見てニコって笑った。
玉森「え、A金出す気あるの！宮田にも見習って欲しいわ〜…」
「メンバーの宮田さん？」
玉森「そうそう。あいつね、あんまり財布出さないんだよなぁ〜…何だかんだ言って、いつもミツが奢ってるイメージ」
「ふふ、そうなんだ…ミツ、年下にはお金出させないでしょ」
玉森「でもさぁ、一応宮田のが先輩だよ？ちょっとだけど入所早いもん」
「えー！そうなんですか？みなさん若い頃からジャニーズなんですねぇ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1044人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらんぼ(プロフ) - 玉森美優さん» コメントありがとうございます♪楽しんで頂けて光栄です☆また続きもよろしくお願いします(о＾∇＾о) (2016年7月20日 17時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
玉森美優(プロフ) - すごいね！私こんなのかけない！ 笑続き楽しみにしてます！ (2016年7月20日 7時) (レス) id: 5ab483f9f8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - みゆきさん» コメントありがとうございます♪楽しんでもらえて凄く嬉しいです☆マカロンは、しばしお待ち下さいm(__)m。。。続きもよろしくお願いいたします！ (2016年7月18日 8時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 新しいのもすごくおもしろいです＼(^o^)／次の更新楽しみにしてますね！maleマカロンもまってます！ (2016年7月17日 14時) (レス) id: c8ea068258 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - kagarin2409さん» ありがとうございます(＾∇＾)たまには別人のお話を…と思い玉ちゃんメインでチャレンジです！ずるいけど悪気の無いみっくんを、いつか振り向かせることが出きるのでしょうか…？また続きもよろしくお願いします♪ (2016年7月14日 20時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら
| 作成日時：2016年6月14日 21時
