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これからも、必要以上に関わるのは止めよって言おうとした時、北山くんから遮られ、まさかの『一番の男友達にしてよ』の言葉。
びっくりして、瞬きが止まる。
「いや…あの、私緊張…」
北山「だーいじょうぶだって！藤ヶ谷と玉が平気なんだろ？
あの二人に比べれば、俺なんかチョロいって」
自分で自分のことチョロいって(笑)。
何だか可笑しくて、笑ってしまった。
北山「初めてだね」
「え？」
北山「俺だけに笑ってくれたの」
いきなりそんなこと言われて、恥ずかしくて俯く。
北山「あーごめん。…あ、肝心なこと聞くの忘れた」
「何…？」
北山「彼氏いる？」
彼氏は、大学の頃から付き合ってた人がいたけど別れてしまった。
嫌いになったわけじゃないけど、同じ年の人で、就職先が九州で、遠距離恋愛がうまくいかなくて自然消滅。
「…いない」
北山「ん、なら良かった。彼氏がいたら、俺一番になれないもんね」
ご機嫌で先を歩く北山くんだけど、私まだ了承してないんですけど。
「ねぇ、ちょっと待ってよ…別に一番とか決めなくても、普通に友達でいいじゃん」
北山「何、やなの？俺が一番になるの」
「いや、そーじゃなくて…」
北山「俺は、一番がいいんだもん」
焦る私とは対照的に、北山くんは余裕な顔。この対照的な感じも若干むかつく…。
「だって…それって、何が違うの？」
北山「何がって？」
「その…一番の男友達と、彼氏の違いが分からない…」
そしたら、フワっと笑った。
北山「全然違うでしょ。恋愛感情は無いから。
さっきも言ったけど、俺は、俺が好きじゃないと付き合えないって」
「…なんか、そこまでハッキリ言われるとグサッとくるね」
北山「でも、分かりやすくていいだろ？…俺のこと一番にする気になった？」
もー…多分、北山くんには勝てない。
それなら、受け入れてしまえば、きっとラク。
「…しょーがないな！一番に、してやるか！」
恥ずかしくて顔を見ずに言った。
北山「しょーがないな！一番になってやるか！」
一番と普通の違いもよく分からないけど、どうやら北山くんは私の側にいてくれるつもりらしい。
でも、恋愛感情は無いって言い切られてしまった。
私だってそんな感情は無いもん。
でも…
そんなに、断言しなくても良くない？
自己申告通り、本当に無神経なんだから。
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さくらんぼ(プロフ) - えりんぎさん» えりんぎさん、コメントありがとうございます♪今久しぶりに読み返して、もどかしい。。。笑となりました。楽しんで貰えて嬉しいです(о＾∇＾о)１年前の作品なのに、なんだか懐かしくてほっこりです♪ (2017年1月21日 17時) (
レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - その後の北山君のシーン見ちゃうとなんか切ないです・・・笑 あ〜日奈ちゃん・・・って笑 (2017年1月21日 13時) (レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - こんにちは！！ みっくんファンのえりんぎです♪lucky colorとってもおもしろくて一気に読んじゃいました！！ このもどかしい関係・・・ どうなるのかとっても楽しみです！！ でも主人公ちゃん、「同期なんかめんどくさい！！」って言っちゃうなんて・・・笑 (2017年1月21日 13時) (レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 由貴さん» コメントありがとうございます！part２に続いてますので、是非読んで貰えると嬉しいです♪ (2016年1月14日 17時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!!続きが気になります!! (2016年1月13日 22時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2015年12月27日 16時
