プーさんとOLさん

やばい Ki. ページ7

〜Ki.side〜


やばい。
女の子と知り合えて、こんなに浮かれるの久しぶりかもしれない。
勇気出して待ってみて良かったー！！！
キモいって思われるかなって心配だった。
下手したらサッカーのバイトもクビになるかもだった。
直接じゃないけど、一応お客さんなんだもんな、あの子は。


覚悟はしてたけど、女の子の身支度長いから待ち時間寝そうになった。
うとうとしかけて、あーもう俺寝そう〜って思った時に、


ボトッ


低い音。半分寝落ちしてたからビクってなったけど、目が覚めた。
で、顔上げたら待ち人登場。
俺が待ってたのびっくりしてかばん落としたみたい。
そのままかばん拾われたら、また逃げられる！と思って俺がかばん拾った。



もう充分警戒されてるの分かってるから、後はそれを解くだけ。
一応、女の子には慣れてるからそれは自信あった。話しが出きれば、多分大丈夫。



「友達になって欲しい」



今時、なんじゃそりゃ？な俺のお願いに、彼女は応じてくれた。
やったー！！嬉しー！！
そのまま浮かれてジムの出口まで他愛ない話ししながら歩いて、帰る方向別だったからそのまま別れた。


いきなり「送るよ」なんて言ったら、送り狼決定。
お友達設定も消去。
もちろん喜んで初対面なのに送られちゃう女の子いたし、そのまま…だったこともあるけど、
彼女はそーゆうの望まないかなって思った。
今日は、友達になれた、この現実だけで充分。



家、近いって言ってたけどちゃんと着いたかな。
LINEしてみよーかな…


って…



あっ！！！


俺としたことが。携帯聞くの忘れたじゃん。
しかも名前も年も聞き忘れた！
ジムに通ってるのはダイエットと暇潰しだってことは聞いたのに！


あ、俺の勘当たったぜ☆



まぁ、いいか。
次に会えた時聞こう…

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