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青『私、西島さんが好きなの』
そう言われた日から、そのことばかりが頭をよぎった
にっしーは魅力的な人だから、好きになってしまうのは仕方ないことだとは思う
私が一番心に引っかかるのは
貴「なんであんなこと言っちゃったんだろう…」
美玲さんを応援する、そう言ってしまったことだ
そんなことできるわけない
だって私の隣には
西「んー、疲れた」
にっしーがいるんだもん
西「そんな顔してどうしたの」
にっしーは机でパソコンを使って仕事をしていたけど、私の様子が気になったらしく
西「よいしょ」
パソコンごと私の元へやって来て、再び作業を進めた
私はソファに座っているが、にっしーはソファとテーブルの間に座る
その仕草、匂い、声、全部が私を虜にする
貴「隆弘、明日ドラマの撮影あるの？」
西「んーと、うん。あるね」
貴「そっか」
すると、にっしーがいきなり振り返った
西「やっぱり、変だよ」
そう言ったにっしーは作業を止めて、私の横に座った
いつもの体勢だ
西「…時計？」
貴「え…？」
にっしーは私の異変に気付いていたようだ
西「あいつに壊されたから？」
にっしーに心配かけたくないのに…
申し訳なさでいっぱいになった
西「…やっぱり新しいの買おう」
貴「いいの。これがいい」
西「だってもう動かないんだよ、これ」
それでも私はこの時計が良かった
貴「でも、初めてにっしーからもらったお揃いのものなんだよ。愛着だってあるし、私にとってはこれが大切なの」
まだ捨てられないでいる
動くことはないと分かっていても、手放したくなかった
西「じゃあ…なんでだよ」
うつむきながら言うにっしー
西「あの日、あいつを追いかけて行った後から咲良の様子おかしいよ。
ぼーっとしてる時間増えたし、なんか言われたんじゃないの？」
図星だ
西「俺に話せないこと…？」
そんな顔しないでよ
にっしーを悲しませるつもりはなかった
貴「…ごめんね」
西「なんで謝るんだよ…」
胸が痛い
にっしーの辛い表情を見ると、言ってしまった方がいいのか、そう思ったが
やっぱりそんなことはできなくて
貴「心配させてごめんね。…でも本当に何もなかったよ。だからそんな顔しないで」
嘘をついた
西「…ほんと？」
青「うん、ちょっと疲れてたのかな」
笑ってみせた
西「なら良いけど…なんかあったらすぐ言ってね」
にっしーの優しさに泣きそうになった
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さくら(プロフ) - じゅんさん» 返信遅れてすみません。登場人物設定の欄にご自身のお名前を入れていただければ、じゅんさんの名前に変換されると思います！ (2018年7月27日 0時) (
レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 名前が咲良になってます！ (2018年7月21日 18時) (レス) id: d643f009f0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - Chopaさん» ご指摘ありがとうございます！全く気が付きませんでした。すぐに直します！ (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
Chopa(プロフ) - すみません、229番のお話からいきなり300番に飛んでますよ！ (2018年2月21日 5時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - くまさん» おめでとうございます！まだ受験残ってたんですね。後悔しないように頑張ってください！ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2017年12月24日 0時
