3話 ページ4
松「どこで見たんだよ。」
『それが、一瞬だったから思い出せなくて…』
目「松田君!被害者が君の名刺を持っていたんだが、なにか心当たりはないかね。」
目暮が差し出したのは“捜査一課強行犯三係 松田陣平”と書かれた名刺。
松「焦げちまってるが俺の名刺で間違いねぇな。」
『やっぱり、どこかで会ったことがある人…か。』
現場検証が終わり、Aたちは一旦警視庁の中へと戻った。
目「ということで…被害者の身元は不明。子供たちの証言をもとに似顔絵を作らせてはいるが…」
千「被害者が落としたメモも見てないんですかね。」
目「あの燃え方だと、メモも消失した可能性が高いだろうな。今のところ、松田くんが渡したであろうこの名刺と、見覚えがあると言った降谷くんの記憶が頼りだ。そこで、聞き込みは他の者に任せて、君たちはそのことについて思い出してみてくれ」
『わかりました…!会議室をお借りします。いこ、じんぺーちゃん。』
松「あぁ。」
2人で組んでいた頃の資料を手に会議室へと向かった。そしてドアノブを掴んだところで後ろを振り向く。
松「坊主。盗み聞きなんてしてないでこっちこいよ。」
コ「あはは、バレてた…?」
『ほら、おいで。』
隠れてつけてきていた少年を会議室に招き入れ、扉を閉めた。
『うーん…でも、組んでる時に名刺を律儀に渡してるようなとこ見たことないような…』
松「あるだろ、一回だけ。」
『えっ、いつ!?』
松「あのときだよ。ハギの見舞いに行った帰りの。」
『…!ってことは、犯人はあの二人を恨んでるんじゃ…』
松「間違いねぇだろうな。まぁ二人に限らず俺らもだろうけどな。」
『早く行こう!じんぺーちゃん!!』
松「あ、おい!…悪いな坊主、お喋りはここまでだ!」
コ「えっちょ!!松田さん!Aさん!?」
Aは会議室を飛び出し、松田はコナンの頭を雑に撫でると、Aを追って駆け出した。
千「降谷さーん、追加の資料持ってきましたー…ってコナン君!?なんで君がここに?!」
コ「千葉刑事!ハギって人知ってる?」
佐「ハギ?萩原隊員のこと?」
一緒に来ていたのであろう佐藤も扉から顔を出した。
コ「松田刑事がハギって呼んでる人!その萩原隊員なの?」
佐「えぇ、多分そうよ。昔の爆破事件のせいで数年間意識不明の状態で入院されている方よ。それがどうかしたの?」
コ「どこに入院してるの?」
佐「米花中央病院よ。」
コ「ありがとう!」
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星空ブリキ - わーしすこんd(これ以上言うと降谷さんに怒られるので言わないどきます) (2022年7月3日 12時) (レス) @page27 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - S丸さん» おけだす! (2022年6月19日 19時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - みみこさん» ありがとうございます〜!! (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - しゅるさん» こちらこそありがとうございました〜〜!!こんな感じでよろしかったですかね…?? (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - こういうの大好きです!!シスコン降谷さん最高! (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 2d0bd82d4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:S丸 | 作成日時:2022年5月22日 18時