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2話 ページ3

『はぁ…失敗しちゃったね…』

松「訓練であれだから本番が思いやられるな。」

『そーいうこと言わないの。あれからなんか佐藤ちゃんも様子おかしいし…』

松「…」

訓練の件で打ち合わせを終えたA、松田の2人は会議室の片付けをしつつ話をしていた。


『本番はちゃんとやらなきゃね…晴れ舞台を邪魔するなんて許せないし…』

松「あぁ、そうだな。」

『あれ、これって毛利さんの物だよね。忘れ物か…。まだ近くにいるはずだから私届けてくる!』

松「んなもん、取りにこさせりゃいいだろ。」

『お世話になってるんだから、それくらいしないとさ!
じゃああとよろしくね、じんぺーちゃん!』

松「あっ、おい、A!」


松田の声も聞かずにAは会議室を飛び出した。
警視庁の扉を出て門の方を見ると、なにやら少年探偵団の面々と話している毛利探偵を見つけた。


『毛利さーん!!忘れ物ですーー!』

どこかへ歩いて行こうとする一行に追いつくためAはその方向へ駆けていく。
途中、どこか見覚えのある外国人とすれ違ったがそこまで気には留めなかった。

蘭「Aさん!すいませんありがとうございます!!」

『いえ!いつも毛利さんにはお世話になってますから!』

毛「あぁ、すまねぇな。」


そんな話をしていた時。すぐ後ろから爆風と爆音がAたちを襲った。

『な、なに!?』

コ「灰原!!」

後ろを振り向くと、その爆発で吹き飛ばされたのか、灰原哀が、車道に投げ出されていた。

蘭「お父さん!!」

毛利探偵は、その少女を庇うように転がった。そこに、大型トラックが迫り…

鈍い音を立てて停車した。

コ「おっちゃん!灰原!」

『毛利さん!哀ちゃん!』

灰原は直撃を免れたのか体を起こした。だが、その横にいる毛利探偵はぐったりとした様子で地面に倒れ、頭からは血が流れていた。

『すいません、救急車をお願いします!!』
「は、はい!!」

Aは、すぐ近くにいた警官に声をかけた。


『毛利さん、聞こえますか、毛利さん!!』



警視庁前は報道陣や野次馬たちで騒然としていた。毛利探偵と蘭をのせた救急車は病院へと向かった。

そして、灰原や少年探偵団、Aに対しての事情聴取が始まった。



松「それで?お前は怪我してないんだな。」

『う、うん。』

松「はぁ、びっくりしたじゃねぇか。」

『ご、ごめんね?それで、今回の被害者なんだけど…どこかで見たことがある気がするの…』

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星空ブリキ - わーしすこんd(これ以上言うと降谷さんに怒られるので言わないどきます) (2022年7月3日 12時) (レス) @page27 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - S丸さん» おけだす! (2022年6月19日 19時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - みみこさん» ありがとうございます〜!! (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - しゅるさん» こちらこそありがとうございました〜〜!!こんな感じでよろしかったですかね…?? (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - こういうの大好きです!!シスコン降谷さん最高! (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 2d0bd82d4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:S丸 | 作成日時:2022年5月22日 18時

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