ノエルにつくメイドは･･･season１＆season2【被虐のノエル】

87話 ページ44

ノエル「カロン、A、これを渡しておきますわ！」



　 っといって、ノエルお嬢様はカードキーをこちらに投げてきた



カロン「カードキー？一体なぜ？」


ノエル「あのドローンと正面から戦ってはダメですわ！狙うのは本体ではなく、制御装置の停止ですのよ！」



　 私は、制御装置の方を見てみた



貴方「たしかに、よく見てみると制御装置の方にカードキーを差し込むところがありますね」


カロン「なるほどな、どうにかかいくぐってみせるさ･･･！」



　 全部で４つ･･･



貴方「カロン、ここは効率よく分かれて2つずつ制御装置を止めていきましょう。」



カロン「ああ、わかった。」



　 私とカロンは機械を止めに行った。




　 ピッ


貴方「･･･よし、これで止まった･･･！カロン！そっちは！？」


　 ピッ


カロン「フッ、終わったぞ。」


シビラ「ちっ･･･いつの間にそんな器用なマネができるように･･･！」


カロン「ここまで私ひとりが力づくで押し通っただけだと思っているなら私たちには勝てん･･･！」



シビラ「勝ったつもりになるのは早すぎますよ、カロン様、A様。私の悪魔の雷をもってすれば電源など不要･･･！

さあ、機械は機械らしく･･･回路が焼け切れるまで働いてその体ごとあの魔人と悪魔を吹き飛ばしなさい！」


　 次の瞬間


　 ビリッッ！！



　 倒れたドローンに電撃が下り、ドローンが再び動き出す



カロン「なんだと･･･！？」



貴方「これは･･･！？」



　 正直、驚いた。だが、考えてみれば単純なこと･･･



貴方「これはシビラの力で強引に動かしてるだけ･･･ということは、ドローンへの負担も大きいはずです･･･！」



カロン「なるほどな、いつかはこのドローンも爆発するというわけだな。」



　 そう考えれば･･･


貴方「カロン、ひとつ思いつきましたよ。」


カロン「何がだ？」


貴方「ドローン(こいつら)を使って、シビラ・ベッカーが乗っているヘリに





　 ダメージを与えるんですよ。」



　 ――この時の、Aは


　 ――怪しい悪い笑みを浮かべていた

88話→←86話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す