76話 ページ33
シビラ・ベッカー・・・
やはりあなたも魔人・・・
シビラ「・・・」
タッタッタ・・・
シビラ・ベッカーは逃げてしまった。
ノエル「い、今、シビラが電撃を放って鎖を弾いたように見えたんですけれど・・・!?」
カロン「・・・まさか今まで気づいていなかったのか?あいつもまた、“魔人”だ。」
やっぱり・・・
カロン「ボマーと同じように、悪魔と契約して人外の力を手に入れた・・・バロウズの犬だよ。」
ノエル「・・・そうですの。ならば、またあなたやAの力を借りることになりますわね。」
貴方 「お嬢様、遠慮はしないで下さい。これも、私とカロンの役目ですから。」
カロン「そうだ。遠慮はするな。・・・さあ、はやくシビラを追うぞ!」
貴方 「ええ・・・!」
移動をしようとした、次の瞬間
ノエル「・・・あれ、ちょっと待って。ポケットの中でなにかが・・・。」
カロン「あ?」
ノエルお嬢様がポケットから取り出したのは・・・
貴方 「それは・・・海底迷宮で拾った、タブレット端末・・・?」
ノエル「ええ・・・しかもこれ、起動してますわ!」
カロン「・・・どういうことだ?いつの間にか充電でもしてたのか?」
ノエル「いえ、まったく・・・。それどころか、脱出するときに水びたしになったはず・・・。」
貴方「なぜ、今になってついたのでしょうか・・・?」
カロン「・・・・・・偶然か、もしくは今のシビラの電撃がなにか影響をおよぼしたのかもな。ちょうどいい、データを覗いてみたらどうだ。社内の地図でも入っているかもしれないぞ。」
貴方「あ、でもまたすぐにでも電源が落ちそうです・・・!」
ノエル「と、とりあえず片っ端からファイルを開いてみますわ!」
〇年 ○月○日
ついにあこがれの市長秘書の座にのぼりつめた。
これまではただただ勉強し、灰色の日々をすごすだけだったが
それも今、むくわれた。
バロウズ市長はとても優秀でやさしい人だ。
この人となら、私はがんばれる。
ようやく誇りを持てる仕事にめぐりあえて、私はしあわせだ!
ノエル「・・・これは、日記?」
貴方「日付もありますし・・・日記であってると思います。」
パチッ
ノエル「あっ、電源が切れましたわ・・・・・・。
しかし、市長秘書って・・・。まさかこの端末、シビラ・ベッカーのものなのかしら・・・・・・。」
39人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキ松(プロフ) - みそさん» そうですね〜wはじめての機械を操作して開いたから、喜んでいるのかもしれませんね!ww (2018年4月28日 7時) (レス) id: e1f37b1211 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - カロン様可愛いですねwカードキーって開いたから喜んでるのかな?子供みたいですね悪魔なのに(笑) (2018年4月27日 23時) (レス) id: f05c3c7162 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ松(プロフ) - みそさん» ですね!そういう人、現実にいて欲しいですw(●´ω`●) (2018年4月18日 22時) (レス) id: e1f37b1211 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - ユキ松さん>> カロンかっこいいですよね紳士的なところもあってああいう人いたら多分一瞬で惚れると思いますw (2018年4月18日 22時) (レス) id: f05c3c7162 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ松(プロフ) - みそさん» そうなんですねwwやっぱり、カロンっていいですよね!ww (2018年4月16日 16時) (レス) id: 87fc953205 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユキ松 | 作成日時:2018年1月23日 22時