ノエルにつくメイドは･･･season１＆season2【被虐のノエル】

72話 ページ28

ノエル｢おまたせしましたわ。帰りますわよ。｣

貴方 ｢あ、はい｣

　 ･･･このことは、後にしておきましょうか･･･

ノエル｢？A、どうかしたんですの？｣

貴方 ｢え？あ、いえ、何でもないです。｣

ノエル｢そう･･･でしたら、はやく帰りますわよ。｣

貴方 ｢はい。｣

　 私たちは隠れ家に戻った

　 ー隠れ家ー

貴方 ｢ただいま戻りました。｣

カロン｢もういいのか？｣

ノエル｢ええ、必要なものはそろいましたわ。｣

カロン｢よし、いいだろう。ならばあとは夜がふけるのを待つだけだな。｣

貴方 「夜まで時間はありますから、睡眠をとってはいかがでしょうか？」

ノエル｢？どうしてですの？｣

貴方 ｢今まで、ちゃんと休息をとっていませんでしたし、いざというときに動けなかったら大変ですよ。｣

ノエル「･･･そうですわね、少し休みますわ。時間になったら起こしてくださいまし。」

貴方 「わかりました。」

　 ノエルお嬢様は、ベッドでよこになった

カロン｢･･･A、少しいいか？｣

貴方 ｢え？あ、はい｣

　 私はカロンと一緒に外へでた

　 ー物見の丘ー

貴方 ｢カロン、どうかしましたか？｣

カロン｢いや、少し気になることがあってだな･･･｣

貴方 ｢気になること･･･ですか？｣

カロン｢ああ、アクエリアスの裏口を知っていたことだ。｣

貴方 ｢･･･やっぱり、気になりますよね･･･｣

カロン｢当然だ｣

貴方 ｢･･･じつは、私にもわからなくて･･･お嬢様に会ってから1回も行ったことはありませんし･･･行った記憶もないんです･･･｣

カロン｢なのに知っていた。ということは･･･｣

貴方 ｢記憶を無くす前、ビルに入ったんじゃないかなと思われます。｣

カロン｢だろうな。仮にそうだとして、お前の正体はなんだ。という謎もでてくる。｣

貴方 ｢･･･まさにその通りですね。｣

　 謎がだんだんと増えていく･･･そう思いますね･･･

カロン｢･･･まあ、今はこのぐらいしか情報は整理できないだろう。｣

貴方 ｢･･･そうですね。｣

カロン｢･･･｣

貴方 ｢私は･･･一体･･･｣

カロン｢知りたいか？｣

貴方 ｢え？｣

カロン｢お前が失った記憶とやらを｣

貴方 ｢･･･ええ｣

カロン｢･･･そうか、ならば探すぞ。本当のお前を、見つけるために･･･｣

貴方 ｢本当の･･･私･･･｣

カロン｢知りたいのだろう？｣

貴方 ｢･･･はい｣

カロン｢ならば、“契約”だ。大悪魔カロンはA・ローレンと記憶を探す手伝いをしよう。｣

貴方 ｢ありがとう･･･カロン。｣

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