ノエルにつくメイドは･･･season１＆season2【被虐のノエル】

63話 ページ19

ボチャンッ


カロン「･･･そこで待ってろよ」

貴方 「はい」

　 カロンは水を泳いで行った

ノエル「本当に泳げるんですのね･･･」

貴方 「まだ疑ってたんですね！？」

　 まぁ、ラプラスの海から私たちを助けようとした時、カロンは泳いで私たちを助けてくれたんですよね

　 今でも勝手に服を着替えさせたのは根に持ってますけど。←根に持ってるのね

　 まあ、それでもカロンは私たちの恩人ですからね

ノエル「カロン、バルブはその上ですわよ！」

カロン「うるさいな、言われなくてもわかってる･･･」

　 ノエルお嬢様、少しは落ち着いたらどうですか･･･

　 あ、周りに何かないのかな･･･

　 もしかしたら、なにかあるかもですしね。




ノエル「カロン、そのあたりからなら鎖でわたくしを引っぱりあげられるのではなくて？」

カロン「･･･なんだ、またぐるぐる巻きにされたのいのか？だが今お前の手は必要ない、そこで大人しくしてろ。へたに動き回って溺れられでもしたらかなわん。すでに前科もあることだしな。」

ノエル「･･････。」



貴方 「特に何もありませんね･･･」

　 壊せそうなものも、めぼしい物もなしです。

ノエル「A、なにしてるんですの？」

貴方「ああ、ちょっと周りを調べてただけです。」

ノエル「なにかあったんですの？」

貴方 「いえ、なにもなかったですよ」

ノエル「そうなんですの･･･」

カロン「おい、バルブを回すから準備してろ」

貴方「はい」


　 キュ、キュ･･･ザァー･･･


ノエル「Aお願いしますわよ。」

貴方 「はい」

　 水かさが止まったところで、上に上がる


カロン「ここまでは順調だな。」

貴方 「そうですね」

ノエル「･･･順調といえば順調ですけど･･･あんな遠回りしてバルブを回さなくてもわたくしたちを鎖で引きあげたほうがはやかったのに･･･」

カロン「さっきからなんだ、これまであんなに文句をたれていたのに。怖いからやだとか言ってたじゃないか･･･」

ノエル「もうそんなことを言っている場合じゃありませんのよ。一番効率のいい手段で、すぐに、はやく、ここを出ないと･･･一刻もはやく･･･あの女を痛い目にあわせないと･･･」

貴方 「･･･」

カロン「･･･まあ、善処はするが。だが、急いでいようと危険な行動は許さんぞ。どうもシビラと接触してからお前はそわそわしすぎている。ぐれぐれも勝手にケガして私の契約に泥を塗るなよ。」

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