59話 ページ15
シビラ「・・・ノエル様やA様に関してはこれが二度目になりますね」
貴方・ノエル「・・・二度目?」
二度目って・・・
カロン「まさか!?ノエル、Aさがれ――」
次の瞬間、床がぽっかりと穴が開いて私たちはその穴に落ちていく
貴方 「二度目ってそういうことかよ・・・っ!!」
シビラ「・・・・・・“ごきげんよう、ノエル様、A様”。」
ヒューンッ・・・ポチャンッ・・・
シビラ「大悪魔カロン・・・。海の底で、“自分のしたこと”を悔やみなさい・・・。」
――そして今に至る・・・
ノエル「・・・そうでしたわね。わたくしたちはシビラの罠にはまって・・・・・・そう、またしても、あの女に・・・!」
カロン「そういうことだ。何かあるかもしれないとは思ったが・・・」
貴方 「ここまで大がかりな仕掛けだと思いませんでしたね・・・」
ノエル「・・・じゃあここは、あのアクエリアスのビルの地下深くということですの?」
貴方 「・・・そういうことになりますね・・・」
カロン「古くなった地下駐車場か、もしくは造船施設か・・・そのへんを改造したものだとは思うが・・・昼間はふつうに機能している会社の地下にこんな悪趣味な空間を隠しているとはな。海水が流れこんできているところを見ると海とはつながっているらしいが・・・言うなれば、アクエリアスにたかるバロウズの敵を幽閉する“海底迷宮”・・・とでもいったところか。」
ノエル「海底迷宮・・・でも、これではっきりしましたわね。海運会社アクエリアスは市長とつながっている」
貴方 「たしかにそうですね。シビラが出てきてましたし」
ノエル「・・・あのビルのどこかに、その証拠があるはず・・・だからシビラは私たちの侵入を恐れている。」
カロン「・・・お前最近、図太くなってきたな。」
あ、それ少し思ったかもです。
ノエル「レディに対してそれは褒め言葉になってませんわ!」
カロン「べつに褒めたわけではない。前のめりで慎重さに欠けるのは相変わらずだしな。」
ノエル「そ、それをフォローするのがあなたとAでしょう!?」
貴方 「開きなおってません!?」
ノエル「・・・もう、こんなことをしてる場合じゃありませんわ!早く出口を探しましょう。シビラへの“借り”は大きいですわ。このままで済ますわけにはいきませんわよ・・・こうしてシビラと再会してせっかくチャンスが巡ってきたんですもの・・・今日までにわたくしが味わってきた苦しみを・・・そっくりそのまま返してやらなくては・・・」
39人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキ松(プロフ) - みそさん» そうですね〜wはじめての機械を操作して開いたから、喜んでいるのかもしれませんね!ww (2018年4月28日 7時) (レス) id: e1f37b1211 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - カロン様可愛いですねwカードキーって開いたから喜んでるのかな?子供みたいですね悪魔なのに(笑) (2018年4月27日 23時) (レス) id: f05c3c7162 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ松(プロフ) - みそさん» ですね!そういう人、現実にいて欲しいですw(●´ω`●) (2018年4月18日 22時) (レス) id: e1f37b1211 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - ユキ松さん>> カロンかっこいいですよね紳士的なところもあってああいう人いたら多分一瞬で惚れると思いますw (2018年4月18日 22時) (レス) id: f05c3c7162 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ松(プロフ) - みそさん» そうなんですねwwやっぱり、カロンっていいですよね!ww (2018年4月16日 16時) (レス) id: 87fc953205 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユキ松 | 作成日時:2018年1月23日 22時