ただの歌い手がゲーム配信してただけなんだけど。【男主】【utit】

36話 ページ39

side snr
面倒だから仕事休んだセンラです〜。←
まぁ、今家に帰ってるんやけど。()

ﾋﾟｺﾝ

「ん？」

新幹線の窓の外を眺めていると、誰かからLINEが来た。

「誰や…、って」

飴 く ん や ん 。()

とりあえず確認だけしておk((ﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝ

え、俺スタ連されとる？

確認すると、

「いや、一文字ずつ送るな。」

一文字ずつ送られてきた。
えーっと…？

「ま、た、あ、そ、び、た、い、で、す、。い、つ、か、ふ、た、り、で、あ、そ、び、ま、しょ、う、。…？」

喜びでスマホを床にぶん投げそうになったわ。←
危ない危ない。

「俺もやり返すか。」

仕返しとして一文字ずつ送ったら、猫が大笑いしてるスタンプが送られてきた。

イラッとして顔文字を送ると、ぴえんの顔文字が送られてきた。()
ぴえんやないわ。

「飴くんと遊ぶ、ねぇ…」

ふと考えるとちょっと厄介な約束を取り付けてしまったのでは…？

「あ、やらかした。」←

(時すでに遅し。)









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side skt
『ホラゲー？良いけど。』

飴のホラゲー耐性を確かめたくて、ホラゲーをやらせることにした。

いや、別にあわよくば飴とイチャコラできれば〜…、とか思ってないし！？←

『じゃあ、準備しておいて。僕、買い物行かないと。』

全「「「え？」」」

『？だって、もう冷蔵庫空っぽだし。』

真顔で冷蔵庫を指しながら言う飴。

く「え、今何時？」

『10時。』

ま「ならまだ良くない？11時くらいに出ても。」

『ううん。今日は午後から配信があるから、早めに済ませちゃいたいの。ホラゲーは配信でね。』

そう言って冷蔵庫を開け、麦茶を取ってコップに注ぐ。

それを半分ほど飲んで、カウンターに置いてから、

『姉さんもいるし大丈夫だよ。じゃあ、行ってくる。』

と行ってしまった。

「いや、どうするん。」

ま「どうするも何も…」

く「リアルBL見れて幸せだから結構満足してるからまだ大丈夫。」

生粋の腐女子、ここに在り。←

「一旦その思考は捨てて、考えてみ？」

く「…いや、ヤバい…。飴がナンパされる！」

重度のブラコンがっっ！！！←

「そこかい！」

く「そこだよ！飴、小さい頃に女の人に誘拐されてるから、ヤバい！！」

それ、はよ言えや！
そう思うと同時に玄関のドアが開いて、閉まる音がした。

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