33話 ページ35
『今からやるよ?』
僕の視線の先には、何故かスマホを構えているみんな。
何か怖い()
しかも、その後ろでうらくんとさかくんが三脚立ててガチで撮ろうとしてる。
さ「撮れとる?」
う「んー。」
『よし。じゃあ、動画を撮られる理由は分からないけど行きまーす!』
一応布団は敷いてもらってる。
別に良いのにみんなが、「飴に怪我を負わせるわけにはいかない。」の一点張り。
だったら、昨日のさかくんはどうなるの。()
あ、手首はもう治ったよ!
体操で怪我することも多かったから、その辺の全治は早いんだ。
っと、お話はこれくらいにして。
ちょっと反動つけて…、床に手を着いて、クルリと一回転。
まずやったのはバク転。
楽だからね。
最近までバク転なら誰でも出来ると思ってた。()
『バク宙行きまーす!』
一つ深呼吸をして、心を落ち着かせる。
最初はバク転と一緒。
でも、手を着かせないようにするのが難しいんだよね。
どうしても、怖いから。
まぁ、そんな怖さなんて、もう慣れたけど。
なんて思いつつ、平然とクルリと一回転する。
暇だから、バク転とバク宙続けてやっちゃお。
布団はみ出しちゃうけど良いよね!
『よっ、と。』
バク転からバク宙に。
着地をして、みんなを見ると。
『な、何かおかしかった…?』
みんな顔を赤くして、僕から目を逸らしていた。
え…?
全「「「「「「「(えっr!?)」」」」」」」←
『えっと…。』
居心地が悪くて敷いてあった布団の掛け布団に隠れる。
…あれ、隠れる必要あった?←
あ!そうだ、帰ろう!(?)
久しぶりに姉さんに会えるんだもん!
早く帰ろう!
『じゃ、じゃあ、帰るね…?』
すると、まふくんにガシッ、と肩を掴まれ、
ま「ライブしてよ〜!!!!」
と揺すってくる。
ちょ、まふくん、キツい。揺すらないで…。
なんて言葉が出る前に、そーくんが剥がしてくれた。
そーくん、ありがとう…。
『えっと、またね…、なのかな…?』
また会うか、分からないし。
まぁ、この中に二人だけ会わないといけない人が居るんですけど。
ま「!今の録音しておくべきだったよね!?飴くん、もう一回言って!」
『え、え…?』
そんなかなぁ…。
まぁ、いいや。
『またね…、なのかな…?』
ま「んんんっ!!!ありがとう、飴くん!」
『えと…、どういたしまして…?』
ちゃんとした会話になってる気もするし、ちゃんとした会話になってないような気もする。
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rai - う腐腐ぐへへ((はい、とても面白かったです!なんだろ・・・まーし呼びにクるものがある・・・つまりはこの小説神なんですよ。天才!好き! (2021年9月10日 19時) (レス) id: 9afe8c4a66 (このIDを非表示/違反報告)
- SAINOMEさん» 『呼び方いいだろー?(ドヤッ)うらさかも良いよね!でも、まふ月とそらうらも良くない?あのcp生み出した人は神だと思うんだよね。あと、読んでいただきありがとうございます、って作者が言ってたよ!また来てね!』 (2021年7月27日 19時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
SAINOME - なんというかもう…むふふです、?うらくん呼びかぁいい!!私はうらさかが好きでぁ(((( (2021年7月25日 0時) (レス) id: 3d6226d58a (このIDを非表示/違反報告)
病帰-yamiki- - sakurayuki@復活さん» そう言って(?)いただけて嬉しいです。こんな駄作でも楽しんでいただけているのなら幸いです。 (2021年7月5日 19時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
sakurayuki@復活(プロフ) - ゴフッ←尊すぎて吐血 (2021年7月5日 9時) (レス) id: 1641bfe48c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:病帰-yamiki- | 作成日時:2021年6月19日 14時