27話 ページ29
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「とりあえずもう寝ない?だいたいは決まったし。」
そう言って、全員に寝ることを促せば、一人が欠伸をする。
ま「そうしましょうか…。」
う「まぁ、寝れなくてゲームして騒いで飴を起こすよりはいいか…」
さ「んじゃ、寝よか。」
し「ルール俺のLINEに送っといて〜。」
あ「はーい。」
各々布団に潜り込み、寝始める。
俺とまふが飴の隣で寝ることになった。
飴は今丁度こっちを向いていて、まふが羨ましそうにしている。
ドヤ顔してやった。←
俺は片手を飴と繋ぎ、上を向いて寝る。
…というか、飴、寝相良すぎない?
ルール作ってる時も、んー…、とか言って寝返りうってたけど、一回も飴の布団からはみ出してない…。
どうなってんだ。()
ま「僕の方に向いてくれないかな…。」
「はっw」←
そう鼻で笑うと、
『ん…』
とこっちを向いて居たのが上を向く状態になってしまった。
ま「!」
「チッ…」
すると、まふは飴の頬をつつく。
ま「本当にむにむに…。気持ちいい…。」
「お前、眠いだろ。早く寝ろ。」←
しゃべり方ふわふわしてんぞ。
ま「だって、飴くん可愛いんですもん…」
それは認める。認めるけど、
「眠いなら早く寝ろ。明日、飴見送るんだろ。」
ま「ハッ、そうだった…!じゃあ、寝ます。おやすみなさい。」
「ん。」
まふは飴の方を向いて寝始める。
俺は、飴は俺達の気持ちなんて知らないんだろうな、と思いながら寝始めた。
.
.
.
.
.
朝、起きるとキッチンから音がした。
むくっ、と起き上がると飴の姿は無く、他の奴らの姿はあった。
布団を出て、キッチンへ向かう。
そこに居たのはやはり飴で、エプロンを着けて料理をしていた。
いや、主夫…。←
「飴。」
『あ、そーくん。おはよう。』
にこっと笑いながらそう言う飴。
寝癖あんまりない…。
あ、でもちょこちょこ跳ねてる。
可愛いな…w
『そーくんがいいなら手伝ってもらいたいんだけどいい?野菜切って欲しくて…。』
「全然いいけど。この辺の全部?」
『ううん。きゅうりは切らなくっていいよ、せんくんが嫌いなの、忘れてた。』
無理やり食わせればいいのに。←
でも、飴の言う通りにしておこう。
朝に二人っきりでこうやって話せることだけで、俺は幸せだから。
幸せを過剰に求めすぎたら駄目だから。
飴を、困らせてしまうから。
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rai - う腐腐ぐへへ((はい、とても面白かったです!なんだろ・・・まーし呼びにクるものがある・・・つまりはこの小説神なんですよ。天才!好き! (2021年9月10日 19時) (レス) id: 9afe8c4a66 (このIDを非表示/違反報告)
- SAINOMEさん» 『呼び方いいだろー?(ドヤッ)うらさかも良いよね!でも、まふ月とそらうらも良くない?あのcp生み出した人は神だと思うんだよね。あと、読んでいただきありがとうございます、って作者が言ってたよ!また来てね!』 (2021年7月27日 19時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
SAINOME - なんというかもう…むふふです、?うらくん呼びかぁいい!!私はうらさかが好きでぁ(((( (2021年7月25日 0時) (レス) id: 3d6226d58a (このIDを非表示/違反報告)
病帰-yamiki- - sakurayuki@復活さん» そう言って(?)いただけて嬉しいです。こんな駄作でも楽しんでいただけているのなら幸いです。 (2021年7月5日 19時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
sakurayuki@復活(プロフ) - ゴフッ←尊すぎて吐血 (2021年7月5日 9時) (レス) id: 1641bfe48c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:病帰-yamiki- | 作成日時:2021年6月19日 14時