２・じゃねぇな。 ページ3
貴「すみません、その話伸ばせませんか？
これから学校なので」
甘「あぁ、イヤすぐ終わるから。学校も車で送ったる」
動くのが嫌い、というより学校までの道が遠い私にとっては嬉しい事だ。
貴「それで構わないのなら」
そう言って店を宙にまかせた。
そしてプロローグの話をされた。
貴「蓮さんくると・・・こりゃまた大とかぶっちゃうなあ」
甘「新入りのことか、まぁそっちは俺様やしオラオラ系とちょい
ちゃうからエエやろ」
貴「ちょっとじゃねぇな。・・ま、いいですけど。
新しい所どうなったんですか」
甘「clubＳの事かいな？あぁ、あそこなぁ・・影規がいってもーてな。」
いや、おるというか・・・。と・・・
甘「学校ココやろ、もうついたで」
貴「あ、はい。・・・有難うございました。」
扉を開けて出ると荷物を後ろからとってくれていて
すぐ取れた。
貴「いってきます」
甘「おう、頑張れや。」
私と居るときは静かな甘王さん。やっぱりさすがホストやね
女性には優しさがある。←
――学校
学校では何も偽らず何か言われたらそのままで返事している。
「アイツ今日車できてたぜ、黒い高そうなやつ」
「新しいカレシでも作ったんじゃない？みつがせてるとか(笑)」
丸聞こえ・・・まぁそんな事言ってるのは日に向いてるやつらばっか。
日陰の子とかは私に向く。
「ね。A今日車で来たって本当？」
貴「うん、知り合いが店に来てさ。仕事の話しながら来たの、急ぎだったし」
「A凄いよねーこの年でお店の大黒柱っていうかさー」
貴「大きすぎ、私そんな全然何もしてないから」
笑うと周りを囲む女の子たちも笑った。
授業が始まると、眠気が。あぁ、ダメだ・・・今日はさすがに・・・
今度またイベントがあるからそれの買い出しとか・・・
チャイムが聞こえたのは何度目だろうか。
目を開いたときは昼休みだった。
教師は私が寝ているのには気づかない。
気付いても親がいなくて大変なのだろうと見逃す。
貴「あ、購買いかなきゃ。」
購買に走ってはお小遣いが無いなりのものを買った。
「玄葉さ、お前また寝てただろ」
私の後ろに並んでいたのだろう同じクラスの男子が声をかけてきた。
彼は芸能人で言うと桐山漣さん似だ。
貴「寝てたよ」
「セコイだろ・・・それで平均維持とか家でどんな勉強してんだよ」
貴「蜜也さんに教えてもらってる。」
階段も終わり教室に入るとお互い別のグループで食べる。
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作者名：幸部若 | 作成日時：2015年3月14日 11時
