近 づ く な 危 険

０９　へ　ん　な　風　に　考　え　る　な ページ11

――――――とある日のこと。

.

.

「ね〜会長こっち見て♡」

生徒会役員でもないのに生徒会室に堂々といる此奴。

そして当たり前のように私に話し掛ける。

放課後、私だけ残り…此奴がついてきた。

「………」

無視しながら睨む。

「ぃゃ〜そんな“瞳”で見ないで!
俺のこと煽ってるの？いや〜ん会長の え っ ち !!」

―――喋るな ピ ン ク！

「お前、馬鹿か。なんでそん風になるんだ!」

「だって此処からみると“上目使い”なんだもんっ」

“もん”ってお前が可愛く言うなよ。

此処って私の隣にいる。邪魔だ。

「何、都合よく言ってんだか……」

「え〜会長わからないの？俺の方が身長高いんだから
見る時いつも上目使いしてるんだよ。知らなかった？」

「知らん」

「無意識なんて、たちが悪いね」

「意味わかんない」

「会長ーじゃぁ“小悪魔系ツンデレ”だね」

――――は？(・〇・)

「何それ、お前が創った“造語”か？」

「そだね〜」

とか言って笑ってるし。

.

「わたしツンデレと言うものではないぞ」

この前ネットで調べたんだから

「う〜ん今のところはツンが９割デレが１割かな」

「――――それツンデレと言うのか？」

「まぁこれからツンデレのデレッデレになるんだし」

「いや。絶対にならないね」

「いや。なるね。俺のこと好きになったら」

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