腹黒少女と灰谷蘭

神は見通し ページ7

ガラガラって蘭って人は帰ってったあと皆がわーって喋り出す。あんたらさっきまでの地蔵はどこ行ったのよ。

「ねえ！めっちゃかっこよくなかった？！やばくない？モデルかと思った！！！」

「ほんっとに！私好きになっちゃったかも！！付き合いたい！」

、、おい地雷系女子。さすがにちょろすぎるだろ。お前はその赤い歌舞伎役者みたいな目の下を直してから言え。見る度に歌舞伎役者だ。って思うから。

「てかA流石だね、優しく話しかけれるなんて！やっぱり可愛い子は性格もいいんだね〜。」

「そうそう、てかA、来月の文化祭のミスコン出るよね？絶対Aなら優勝しちゃうよ！！」

いや顔と性格は関係ないだろ私の努力の上でのこの性格の良さだからね？作り上げるの大変ですからね？

って悪態付けないので。

『え〜〜！♡私全然性格良くないよ超メンヘラだし〜。てかまなみちゃんの方が可愛い！文化祭のミスコンもまなみちゃんが出たらいいのに〜♡♡♡』


「え〜…じゃあ出場してみようかな、、」

適当に目の前に立ってた女の事見ながらいい子ちゃんを演じます。まあ可愛いと思ってないけど、てか出るの？なんか眉毛毛虫みたいだけど大丈夫？

自分のことを褒めずに友達の事を言うって私が可愛すぎるだろ。まじ天使だよね。あ〜〜私ほんっと可愛くていい子。

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