サーヴァントとなった『無』の少女、その力で何を知る【FGO】 (ページ10)

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有と無9 ページ10

立香「今ならエウリュアレの部屋かな？」

コンコン

エウリュアレ「どうぞ？」

シュンッ

立香「予想通りだ♪
　メドューサも居てくれて助かった♪」

メドューサ「何か御用ですか、マスター？」

立香「実は、今日新しく仲間を迎え入れたんだけど…
　まったく知らない子なんだよね…
　で、ダ・ヴィンチちゃんに調べてもらったけど謎が深まっちゃって…
　それで、神霊組なら何か分かるかな～って」

ステンノ「神霊のサーヴァントでないと分からない事なの？」

立香「その理由はこの資料だよ。
　読んでみてくれる？」

ステンノに資料を渡して、エウリュアレとメドューサは左右挟んで読む

メドューサ「……姉様方、この方をご存知ですか？」

ステンノ「ん～……何処かで知ったような気がするけれど、
　その部分の記憶というか情報が何故かないのよね」

エウリュアレ「まるで、知ったことに封印が掛かっているような…
　そんな感じね」

メドューサ「やはりそうですか…」

立香「封印、かぁ……
　あ、じゃあ黒髪で金色と銀色のオッドアイで、
　銀色の右目に赤色の十字架マークのある女の子なら心当たりは？」

メドューサ「右目に赤色の十字架マーク……」

ステンノ「知っている気はするのだけど…どういう事なのかしら…」

立香「アルテミスやジャガーマンと同じで、
　なんとなく知ってる感じはするって事？」

エウリュアレ「そんな感じね」

立香「そっかぁ……分かった、ありがと！」

エウリュアレの部屋を出て、次へ向かった

立香「うーん…今の所は知っている感じはするってだけか…
　でも、エウリュアレの言っていた通り封印を掛けられてるなら…
　一体誰が…？縁ちゃんについて知られたら困るってこと？」

？「マスター、どうしました？
　廊下で立ち止まって悩み事など…」

立香「！ケイローン先生！
　第二の確信出来そうな人！」

ケイローン「はい？」

ケイローン先生に新しい仲間の事を伝えると、
首を傾げていた

ケイローン「残念ながら、その情報に関連付ける人は居ませんね…」

立香「じゃあ、この資料で心当たりはありますか？
　容姿は黒神に金色と銀色のオッドアイで、
　銀色の右目に赤色の十字架マークがあるんですけど…」

ケイローン「右目に赤色の十字架マーク…？」

先生に資料を渡して読んでもらうと、
どっちの表情なのか驚いていた