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運命6 ページ7

紅葉side

紅葉「さて、誰に頼もうかのぉ〜♪」

女子で一番陽月と親しくなれそうなのは…樋口と銀かの?

紅葉「芥川に許可を得て借りるかの♪」

芥川と樋口と黒蜥蜴が居そうな場所を捜し歩いた


歩いていると、いつもの面子が揃っていた

紅葉「おぉ、ようやく見つけたのじゃ」

芥川「尾崎さん?どうしました?」

紅葉「樋口と銀を借りたいのじゃが、構わぬか?」

芥川「二人が良いなら、僕は構いません」

樋口「何か御用なんですか?」

紅葉「買い物に付き合ってほしいのじゃ。
  私が可愛がっている妹分の衣服を買うのじゃが、
  私が買うと着物だけになるのでな」

樋口「そういう事ならお任せを!」

銀(コクッ

紅葉「では行くぞ。鴎外殿には許可を得ているのでな(微笑」

樋口「分かりました!」

銀(コクッ

樋口と銀を連れて、拠点を出て街中へ向かった

樋口「それで、妹分というのはどなたなんですか?」

紅葉「あの子が赤子の頃から可愛がっていた子じゃ。
  福沢諭吉や江戸川乱歩、鴎外殿やエリス嬢も可愛がっている女子じゃ」

銀「探偵社も、ですか?」

紅葉「あの子の母親が福沢諭吉と鴎外殿の友人だったのじゃ。
  唯一頭が上がらんかった凄い人でな(クスッ」

樋口「首領でも頭が上がらない人物だなんて…
  そんな凄い方がいらしたのですね…」

紅葉「もう会う事は叶わぬが、約束したからの」

銀「約束?」

紅葉「あの子を……陽月を守るという約束じゃ。
  あの人の提案により、大きくなれば武装探偵社とポートマフィアを
  掛け持ち所属させる、という提案をしていたのじゃ」

樋口「掛け持ち所属!?」

紅葉「まァ、大きくなって本人の意思を聞くまでの予定だったがの」

樋口「でも、その妹の方は一体何処に?」

紅葉「病院じゃ」

樋口・銀「!」

紅葉「永い眠りからようやく覚めたそうでな…
  あの子の衣服を買ってきてほしいと頼まれたのじゃ」

樋口「そうだったんですか…」

紅葉「着物なら私が選ぶのじゃが、洋服もないと困るからの」

銀「分かりました(コクッ」

樋口「どんな女性なんですか?」

紅葉「性格は大人しい子じゃな。
  じゃが、恐ろしい程に冷酷な面も垣間見る事があるな」

樋口「尾崎幹部が恐ろしく感じる程なんですか!?」

紅葉「それを初めて見たのは12年前…
  あの子が病院に入院する前じゃな」

銀「何歳なんですか?」

紅葉「その当時は4歳じゃ」

当然ながら驚いていた

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作者名:神城イサナ | 作成日時:2018年12月2日 17時

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