兄妹13 ページ14
中也【誰に会えって云うんだ？】
太宰「夜月天華ちゃんって女の子なんだけど…
旧姓は中原だよ」
中也【中原……おい、下の名前は天華だったな】
太宰「うん…覚えがあるのかい？」
中也【嗚呼……そいつの特徴って、黒髪に赤目の女だろ？】
太宰「そうだけど……本当に覚えてるのかい？
天華ちゃんが云うには、記憶を封じたって聞いたのだけど？」
中也【俺も忘れてた時期があったんだよ。
でも、最近思い出してな…
天華は今どうしてんだ？】
太宰「君が敵組織に所属してると聞いた瞬間、
狂気に満ちた顔をしていたよ。
まぁ、すぐに気絶させたけどね」
中也【そうか…で、俺と会わせるつもりか？】
太宰「兄妹が引き離されたままなんて、
蛞蝓である君が塩を撒かれてしまうだろう？」
中也【蛞蝓じゃねェよ青鯖！】
太宰「本音としては、天華ちゃんの心を落ち着ける為だよ。
狂気的な顔になる前云ってたんだよ。
「これも自分が受けるべき罰なのか…
結局自分は“人形”なのか」ってね…」
中也【っ…】
太宰「というわけで、会いたくなったら連絡してよ。
明日でも明後日でも、何時でも良いからさ」
中也【嗚呼……天華には、俺が覚えてる事は云わないでくれ…】
太宰「分かった。じゃあね」
太宰は電話を切って、仕事部屋に戻った
ガチャ
天華「あ、太宰さん…電話は終わったんですか？」
太宰「終わったよ。目が覚めたんだね」
天華「はい……でも、私疲れてたんですね。
魔力が無限でも使いすぎて倒れたんだろうと言われました(苦笑」
太宰「そうみたいだね(苦笑
次からは気を付けるんだよ？」
天華「はい……出来る限り気を付けます」
太宰「よしよし(微笑＋なでなで」
天華「ぅゆ…///」
恥ずかしいのですよ…///
歓迎パーティーは賑やかに終わって、
一日が過ぎていきました
↑ネタがないのでカットで；
続く (更新停止中)
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作者名：ホマレ | 作成日時：2018年10月8日 22時
