思い出10 ページ12
大神「どうしたんだ、あんずの奴…？」
アドニス「さぁ…」
零「何か隠しておるようじゃが…我輩達が干渉してはならぬようじゃ」
大神「教室での事と関係あんのか？」
零「何か知っておるのか？」
大神「あんずが八神の手を掴んだ瞬間、
突然目を強く瞑って何かに耐えてたんだよ。
で、目を開けて互いの顔を見て何か確信してたな…
八神は何かを確信して、あんずは見つけた顔してた。
ついでに、あんずは八神を知ってるようだったが、
八神はあんずを知らねぇ様子だった」
零「ふむ…」
アドニス「羽風先輩も関係あるのだろうか？」
大神「いや、あんずのあの反応からして関係はないだろ。
…
アドニス「では、間接的には関係あると？」
大神「だと俺様は思うぜ？」
零「まぁ、一番知っておるのは嬢ちゃんじゃ。
我輩達に話せない事ということは、それだけ重要なことなのじゃろう。
待っておるのが正解じゃろうな」
アドニス「分かりました」
大神「それしかねぇな」
零と大神とアドニスは話してくれる日が来ると考えて
待っていることにした
一方イズナ・あんず・羽風の三人は…
あんず「さて…誰も聞いてないのを信じて話し合おうか」
羽風「この面子、何か関係あるの？」
あんず「私もさっきまでないと思っていましたよ。
でも、イズナちゃんから驚愕発言されて関係があると
確信しましたよ。
その関係性が間接的なものでもね…」
羽風「どういうこと？」
イズナ[あんず先輩に、羽風先輩が久遠を知っていることを教えたんです]
羽風「あぁ、久遠のこと…って、なんであんずちゃんがそれで驚くの？
…もしかして、あんずちゃんも？」
あんず「私も宿していますよ。
九尾の狐ではなく、真神ですが」
羽風「真神？」
あんず「狼が神格化した存在です。
名は白夜と言います」
羽風「あんずちゃんもだったの！？
え、だって何処にも宿った証が…」
あんず「私の証は胸元にありますから…
で、どうして宿していないはずの羽風先輩が
久遠を知ってるんですか？」
羽風「小学校時代に心を開いてくれて友達になってくれたときに、
自分には九尾の狐が宿ってるって教えてくれたんだ。
久遠とはイズナちゃん大切同盟も組んでるよ」
あんず「…羽風先輩は、好きなんですか？
イズナちゃんのこと…」
羽風「！」
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作者名：ホマレ | 作成日時：2018年9月5日 2時
