転生者・異世界・王権者3 ページ5
店内を見渡して懐かしさを覚えていると、
吠舞羅の人達が戻ってきた気配を感じた
カラン カラン
草薙「…!ホンマに居ったわ(驚」
熾月「お邪魔しています(ペコリ」
八田「テメェ、何もしてねぇだろうな?(睨」
熾月「何もしてませんよ…敵対したい訳ではありませんもの」
警戒心が強いのは、私が「無色の王」だからか…
或いは青のクランズマンの妹だからか……両方だな
草薙「…とりあえず、自己紹介は要るか?」
熾月「把握してるので大丈夫です。私の自己紹介は改めますがね」
軽く深呼吸して姿勢を正す
熾月「私の名は秋山熾月―――第七王権者「無色の王」にして、
青のクラン『セプター4』に所属する秋山氷杜の妹です。
以後お見知りおきを(お辞儀」
尊「…元ストレインか」
あー、やはりそう認識されるんだな…あながち間違いではないけれど
熾月「そうなりますかね。
結構前に《王》になったので、その間は色々困りましたよ」
多々良「でも、協定の確認は受けたのかい?」
熾月「…協定なんてあるんですか?」
多々良「うん」
熾月「………聞かなかった事にしますね」←
知らなかったとはいえ、あれこれ言われるのは御免被る
草薙「いや、流石にアカンよ?決まりやさかいな(苦笑」
熾月「それを聞いた私は兄の許に行きづらいんですけど…」
八田「黙ってたからだろ」
熾月「私にも事情があったんだから仕方ないじゃないですか……」
というか、兄が青側だからって言い方が酷いな
アンナ「……2年前のこと?」
吠舞羅「!」
…予想はしてたが、彼女の能力がそれを感じ取ったか
鎌本「2年前って、前の「無色の王」の事件があった…」
千歳「じゃあ、尊さんや十束さんが無事なのは…!」
熾月「――こうして対面するのは初めてだな。
まぁ、キミは介入者である私を感知してたみたいだが」
アンナ「お礼を言いたかったけど、貴女はもう居なくなってた(タタタッ」
ギューッ
アンナ「ミコトとタタラを、助けてくれてありがとう…!(ニコッ」
熾月「…どういたしまして(微笑+ナデナデ」
かなり無茶しまくったけど、
この子を悲しませずに済んだなら結果オーライかな
姿を隠してた私が居る別方向だったのに、
バッチリ目が合った時は驚いたが……強い感応能力を持つからだろう
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作者名:テナ | 作成日時:2019年12月6日 13時