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縁と絆30 ページ32

――ミコトside――

ミコト「やっぱり、契約者だから分かる訳だね」

アルビレオ「レンカは私のパートナーですからね(ニコッ」

穏やかな笑みを浮かべていても、
煉架を想う一人だから心情は秘めてる訳だ

ミコト「そうだね〜…焦ったんじゃないかい?」

アルビレオ「おや、分かってしまいますか?」

ミコト「主が好きなら、ある程度は把握出来るからね…(溜息
  明日は帰る場所が決まってるから、明後日以降に帰るよ」

アルビレオ「お待ちしていますよ。
  ナギは駄々こねるでしょうがね(クスッ」

ミコト「あの人は親馬鹿があるから仕方ないさ(クスクス
  というか、キミが独占する日が来るとフェイトが…;」

アルビレオ「大丈夫ですよ。
  その翌日に独占させれば問題ありません♪(ニッコリ」

ミコト「あーはいはい;
  煉架の状態を把握してるなら分かってるだろうけど、
  独占しても絶対に襲わない事!良いね!?(ビシッ」

アルビレオ「魔力供給は必要なのですがねぇ…」

ミコト「それが出来る状態じゃないのは察してる筈だよね?
  魔力供給が出来る状態にまで落ち着いたら許可してあげる。
  今の煉架では、供給をまともに受けられないからね……」

アルビレオ「……一体何があったのですか?
  レンカのパクティオーカードは特殊な仕様とはいえ、
  突然あんな異常を起こすなんて…」

ミコト「……カルデアには他の異世界にも通達してもらうけど、
  あなたには先に言っておくよ」

流石に異世界の人達には知らせておくべきだと思い、
ボクは説明する事にした…当然、煉架の許可も得た上でだよ?

アルビレオ「………」

説明を終えた後、アルさんは苦い顔が強く表に出ていた

ミコト「以上が、ボクの知る範囲の説明さ……
  煉架が魔力供給で全快するには時間が掛かるんだよ…
  キスとかなら、半減していても供給は可能なんだけど…」

アルビレオ「…全快する為の供給方法は、
  現在(いま)のレンカは肉体どころか、存在すら保てない…
  そういう事ですか……」

ミコト「ああ……本来なら、そのまま消滅してもおかしくなかったんだ。
  むしろ、消滅している方が不思議じゃない状況だった。
  煉架や皆には悪いけど、この現状は厳しすぎる……
  仮に新しく転生したとしても、暴走する可能性が高いんだ…!」

それほどの環境を現世で14年間も過ごしたんだ…
煉架がいつ暴走しても、なんら不思議じゃない…

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作者名:テナ | 作成日時:2019年5月24日 0時

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