人類最後のカルデアのマスター、特異点の異世界を巡る【FGO】 (ページ10)

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異世界の縁と絆7 ページ10

大兎【こんな感じだな】

煉架「了解です…こちらに呼ぶ事って可能ですかね？」

大兎【その分には問題ないみたいだけど、
　取り戻すまでは我慢だな(苦笑】

煉架「むぅ……分かりました」

大兎【ちゃんと再会出来るんだから拗ねるなよ…気持ちは分かるけど】

煉架「…もう拗ねないから伝言頼まれて下さい」

大兎【おう、なんて伝えれば良いんだ？】

煉架「ヒメアに「また一緒に遊ぼうね」って、お願いします」

大兎【分かった。じゃ、また会おうぜ！(ニコッ】

煉架「えぇ、また会いましょう！(笑顔」

ヴヴン

煉架「…また会いましょうね(ギュッ」

マシュ「………」
　 (あんなに感情が表に出た先輩は初めてです…)

煉架「…驚かせてしまいましたか？」

マシュ「！えっと…その……」

煉架「ストレートに言ってくれて構いませんよ。
　人理を守る立場の者が、実際には世界を滅ぼす存在でもあるなんて…
　普通で考えたらあり得ない話でもあり、裏切り話ですから(苦笑」

マシュ「それはっ…それは……(俯く」

煉架「うん…無理に受け入れようとしなくていいんです。
　でも、考えた上で受け入れてくれるなら…
　嘗ての事を全部知って欲しいとは思うかな(微笑」

マシュ/ロマニ「！先輩/煉架ちゃん……」

煉架「…マシュをお願いします。
　私は覚悟を固める事で手一杯なので……(苦笑+スタスタ」

ダ・ヴィンチ「…二つ聞いても良いかな？」

ピタッ

煉架「なんでしょうか？」

ダ・ヴィンチ「キミは、自覚していた上でソレを黙っていたのかい？
　今までの事を思い返しても、魔力量や家系から考えても
　不可解な点が多過ぎるのだけど…」

煉架「あぁ、それですか…黙っていたのは3ヶ月前からの話です。
　あの時は精神的に話す勇気がなかっただけの話ですが…
　それより前―――カルデアに来た頃は記憶がなかったんですよ」

ダ・ヴィンチ「そうか…カルデア全体に知らせた方が良さそうかい？
　今まで以上の事が起こるんだろう？」

煉架「取り戻す事の反対意見は聴けないので悪しからず。
　念押しで頼むとすれば…魔術組織に情報が流れる事は防いで下さいね。
　特に魔術協会や聖堂教会なんかにバレたら、
　面倒な事この上ない展開になってしまいますから(苦笑」

ダ・ヴィンチ「分かった。出来るだけ情報は隠しておくよ」

煉架「ありがとうございます(微笑+お辞儀」

今まで以上に覚悟を固めないとマズいな…
そう考えてマイルームに戻った