群れを嫌う雲が愛するは大罪【リボーン】 (ページ4)

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雲と大罪3 ページ4

獄寺「テメェもこいつらの仲間か」

雲雀「僕に仲間なんて必要ないよ。
　それより、巻き込んでないだろうね？」

獄寺「あ？」

質問の意図が分かっていない獄寺を余所に、
ドア側の近いソファー…静かに眠っている罪歌に近づいた

雲雀「怪我はないね」

この時、山本と獄寺には分からなかったようだがリボーンは分かったらしい
罪歌の無事を確認して心から安心していた事に…

――雲雀side――

こいつらが居るから顕現出来なかったわけか…

それに、実際に巻き込まれたというよりは、
居合わせただけと判断した感じかな

雲雀「命拾いしたね。
　この子に傷が少しでもあったら咬み殺してたよ。
　まぁ、別の理由で今から咬み殺すけど」

僕の前で群れる事は不愉快だからね

獄寺「んだと？此処は俺達ボンゴレファミリーのアジトになったんだよ。
　分かったなら出て行け」

雲雀「ファミリーだか何だか知らないけど、
　この子を巻き込んで僕の前で群れないでくれるかい？
　どっちの理由であれ、群れが視界に入れば咬み殺したくなる」

獄寺「こんなガキをファミリーに入れるつもりねぇy(ヒュッ)！」

銀髪の右手に持っていたコップを、
得物である仕込みトンファーで割った

パリーンッ！

罪歌「んっ…」

罪歌は一度コップの割れた音で反応を示したが、
深く眠っている故に少し動いただけで眠ったままだった

雲雀「さっさと消え失せなよ。
　君達みたいな弱い群れを成す連中程不愉快なんだ」

獄寺「テメェなんかに『弱い』なんて言われたくねぇよ！」

校則違反な事に、ダイナマイトを持って投げようとしてきた
随分と問題児な不良だね…不愉快だ

ヒュッドッ！

獄寺「ぐっ！(倒」

雲雀「1匹」

銀髪が倒れた後に2匹目が構えた

山本「てめぇ！」

トンファーで殴り掛かると、反射神経の良さか避けていた
…右手を庇っているのは得物に当たらないようにしているからか

なら、そこを突かせてもらうよ

雲雀「動きはいい。けど君、右手を庇っているな？」

山本「っ…」

雲雀「右手を庇う理由は、運動系…それも野球部か」

山本「！」

雲雀「フッ)当たり」

蹴りを入れて2匹目が倒れた

雲雀「さて、3匹目もさっさと咬み殺す」

そう呟いた瞬間に3匹目が目を覚ました

綱吉「んんっ………？
　此処は……うわっ！山本に獄寺君！？」

…驚く反応が煩いね