賢い狐にご用心 Ⅱ (ページ33)

今日:26 hit、昨日:20 hit、合計:22,222 hit

仔犬が十九匹ページ33

　
　
　
〈試合も後半戦に差し掛かりました！未だナイトレイブンカレッジが大幅リード！ロイヤルソードアカデミーは追いつけるか！！〉

……僕は無理だと思うけど(ﾆﾔｧ

ﾚｵ「清々しいくらい悪い顔だな」

『顔に出てたかぁ。だって楽しいから』

ｸﾙ「おい来てるぞ！のんびり話してる場合か！」

現在ディスクはデイヴィスの手にある

ﾛｼﾞｪ「クルーウェル……！止めろ！アイツを狙え！」

『デイヴィス！こっちに渡して！』

ｸﾙ「ｯ！行くぞ！」

『勢いがいいね…！ほら！ディスクはこっちだ！』

ルール上、ディスクに全く関係なくなった選手を攻撃することは違反行為だ

パスを出した直後の選手は攻撃できない

まぁどうせすぐデイヴィスに返すけど

ﾋﾟｰﾉ「Aを狙うんだ！気をつけて！」

ｼﾞﾐｰ「ｯ！」

『デイヴィス！パス！』

デイヴィスがディスクを受け取ったのを視界の端で捉えた

……その時だった

『ｸﾞﾊｯ………！』

ﾌｨｰ「なっ！」

ｸﾙ「ｯ！」

ﾛｼﾞｪ「貰った！」
　
　
　

体に衝撃を覚えて数秒後、

先程とは比べ物にならない衝撃が全身を貫いた

そして、自分の周りの世界が、

　

色と、音を、失った