賢い狐にご用心 Ⅱ (ページ32)

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仔犬が十八匹ページ32

　
　
　
一旦地表に降りてジョニーに箒を渡す

ｼﾞｮﾆｰ「頼むから怪我しないでよ」

『心配には及ばないよ』

ﾚｵ「オラ、早く乗れ。アイツらそろそろ限界だぞ」

他の4人に攻撃を全部防いで貰ってるんだった

忘れてたよ←

『…レオ。行こう』

〈おっと⁉ナイトレイブンカレッジ、A·ファルフェール！自身の箒を預けてレオパルド·ノアール選手の箒に跨りました！これは何か意味があるのでしょうか⁉〉

意味なくやるかこんなこと

ﾚｵ「そろそろやるぞ。ディスク持っとけ」

『ん……………ふっ』

観客「「オォーーーー⁉」」

〈何ということだ！！A選手、逆さまにぶらさがっているぞ！！〉

注目されたのは間違いないね

ﾚｵ「おいA見えるか？あちらさんのアホみてぇな顔！！」

『レオ、興奮してるね』

ﾚｵ「おうよ。もう恐怖心なんて欠片も残ってねぇからな。お前が振り落とされないように気をつけてろ」

『了解』

ﾚｵ「行くぞ！」

〈これぞまさにスーパープレイ！レオパルド選手、A選手を乗せたまま自由自在に駆け抜けていきます！〉

『！フィー！左前方から攻撃が…！』

ﾌｨｰ「任せろ。“プロテガー”」

〈ナイトレイブンカレッジ、とてつもない連携です！〉

ﾚｵ「くっ………下から風魔法で煽ってきてやがる。ルイ！下だ！下！」

『……レオ。もうすぐだ』

あと10メートルちょっとってところ

ﾚｵ「ｯ……もう投げちまえ！」

『はっ！』

〈ゴーール！！ナイトレイブンカレッジ、2得点目はA·ファルフェール選手！何という技！これは誰にも真似できません！！〉

ﾚｵ「戻るぞ」

『……いた。ジョニー、箒を』

ｼﾞｮﾆｰ「いつでもオッケーですよ〜」

『“ア·メーノ”』ﾊﾟｼｯ))

〈……どこまで魅せれば気が済むんだA選手〜〜〜！！！〉

ｸﾙ「すっかりお前の虜だな」

『僕の、ではなくナイトレイブンカレッジの虜になってほしいのだけど……』

ﾌｨｰ「どっちでも構わない。流れが変わらないうちに行こう。次は地上組だ」

『うん』

〈さぁ、ついていけるかロイヤルソードアカデミー！！〉

　
　
このときの僕たちはまだ知らなかった

まさか、あんなことになるなんて……

　