全部、聞こえてますが【稲荷崎】

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何だかんだでオフの日になり、空港まで来たは良いものの、

なんか、増えてるし、目立ってる




「北さんどこ行きます？やっぱタピオカ？」



「、、たぴおか？ああ、テレビで問題になってるやつか」



「北さん、それ多分問題やなくて話題です」



「なぁ〜、Aはどこいきたいん？」




最初に来ると言っていた宮さんズは置いておき、

正論パンチを期待した北さんが何故いるのだろうか




『あっかん私服がごっつい可愛い何なんやA』


『キャリーに収まってまうやろこんなん。サムのサムがしんどい』




私はキャリーに収められてしまうのだろうか(そこじゃない)


いや、そんな事より、物凄く目立っている。

学校で普段からイケメンだ 付き合ってだの連呼されてる人たちだ。

注目を浴びるのも仕方ないのだろうが私は出来れば静めに行動したい。”今後の為に”。




「そろそろ時間やないか？A」



「あ、はい、？、どうしたんですか侑さん？」



「ん、なんでもないわ。」




いやあからさまに人だかりへ怖い顔なさってるんですが嘘下手ですか何ですか。

ああ、そういえば試合で騒がれるの嫌そうにしてたもんな、そういう事かな




『なんやあのオッサン、人の女じろじろ見よってくり抜くぞコラ』


『なんでAもそんな可愛い服着とんねん。狙われまくりやろクッソえろいて』




、、、聞かなかったことにしよう。


どうにかして私の半径５０ｃｍ以内に人を入れないようにするのは出来ないかな

この変な能力、一生ついて回ったらどうしよう




「はぁ」



「なんやA、飛行機怖いんか？」



「あ、いえ、大丈夫ですよ」



「俺が隣やから安心やろ！」



「なに言うとんねん俺やろ」



「変態のサムは黙っときや！！」



「うっさいわシタゴコロ丸見えで良く言えたな！！」



「お前ら、空港やで、迷惑考えや。」



「「ウィっス」」




北さんの一言でこんなに静かになる。最早ブリーダーに見えてくる←




「行くでA」



「あ、はいっ」









「あれ絶対北さんとなり座りたかったんやろ」



「抜け目ないもんなあの人」

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