【終わりのセラフ】孤独なお姫様３

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＿＿名古屋市役所




｢ふんふーん♪ふふーん♪｣



第13位始祖、クローリー・ユースフォードは鼻歌混じりに資料を見ていた。





＿ｽﾞｽﾞｯ,ｽﾞｯ



その横でクローリーの従者であるチェスは倒れる人間の血を吸う。



｢ぷはぁっ。あ〜この人間美味しいですよぉ、クローリー様ぁ｣



｢…チェス、それ殺しちゃったんじゃないですか？｣



もう1人の従者、ホーンは呆れ顔でチェスを見た。



｢え？え？そーかなぁ？…あは、ほんとだ、死んでるぅ〜｣



｢もぉ、チェスはいつも勝手なんですから。すみません、クローリー様。人質を1人殺してしまっても構わなかったでしょうか？｣



｢ん〜？ああ、構わないよ、1人くらい。別に人間の命なんて重要じゃないから。他にも人質はいるしね｣



｢だってだってぇ。ほらほら、ホーンも飲んだらぁ？｣



｢第17位の貴族がそのような態度、恥ずかしくないのですか、チェス？｣



｢もぉ〜、ホーンはそんな真面目に生きててどうするのぉ？ね、クローリー様｣



｢まぁチェス、おまえは少し真面目に生きろよ｣



｢えー！？クローリー様までぇ！！｣



｢しかし今回の件、どう思われますか？ついにこの名古屋まで人間が襲ってくるようになりましたが…｣



｢日本帝鬼軍？｣



クローリーは立ち上がり、床で死んでいる帝鬼軍の人間の刀を抜く。

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