五飛目 ページ7
「マサイってどっかの国のハーフなの？」
マ「日本人とパキスタン人のハーフ」
「どおりで！イケメンだなあと思ったわ」
何気なく思ったことを言うとコーラを飲もうとしていたマサイがごほごほとむせる
マ「い、いげめん！？」
「え、よく言われない？」
マ「言われねえよ！俺まず友達そんないないし…」
自分で言いながら急に落ち込むマサイ
「いや、でももう私友達じゃん」
マ「は、マジか」
「マジだよ、一回喋ったら友達だよ」
マ「なんだそれ、大体誰でも友達じゃん」
ぶはっと笑うマサイの頬には少しえくぼが出来ていた
「マサイさー友達欲しかったらもっと笑えばいいのに、笑顔かわいいよ猿みたいで」
マ「最後の余計じゃね？まあたしかに真顔強いとはよく言われるけど」
「でしょ」
たしかにたしかにとマサイがうなづく
幼稚園の時持っていた猿の人形を思い出した
マ「というか、俺友達1人もいないわけではないからな」
「え、いるの」
マ「失礼だなお前、あいつも友達」
そう言うとマサイはフィッシャーズのぺけたんを指差した
「え、マサイフィッシャーズなの」
マ「違う、俺はあくまでぺけたんの友達なだけ、それにあいつ苦手だし」
「あいつ？」
マ「シルクロード、なんか暴力的だし怖くて苦手」
そう言うとコーラをまた飲み始める
話題の中心のその人はンダホの頭をべしべし叩いていた、たしかに結構痛そう
「まあでもさ、ああいう人は仲良くなるとすごいいい奴かもしれないよ」
マ「そうか…？俺、小学校から一緒なのに一度も話したことないんだよな」
「え、なにそれもったいない」
マ「もったいない？？？」
「だって幼稚園から中学まで一緒なんて、運命だよ！！絶対神様がマサイとシルクロードを引き合わせてるんだよ！」
マ「んなおおげさな」
「まあたしかにおおげさには言ったけど！！でもやっぱなにかしらの縁はあると思わない？」
マ「まあ…」
「それに真逆のタイプの人間の方が親友になったりするよ、私と七菜香もそうだし」
マ「誰それ」
七菜香を指差すと、マサイがなるほど、とうなづく
マ「たしかに、真逆」
「はっきりそう言われると腹立つけど、なんか説得力あるでしょ」
マ「そうだなー…なんか機会あったら話しかけてみるわ」
「うんうん、それがいいよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しずるちゃ(プロフ) - あぽろさん» 初めてレスしたアカウントがこれでした。いまでもずっと帰りを待っています…あなたの作品が大好きです。 (5月24日 22時) (
レス) id: ceaee015ba (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 早く続きが、読みたいです！ (2022年9月30日 22時) (レス) id: a3652c9d51 (このIDを非表示/違反報告)
好美 - とっても面白かったです!続きがめっちゃ楽しみです！更新楽しみにしています！ﾖﾛ(｀・ω・´)ｽｸ！お願いします！ (2018年3月27日 10時) (レス) id: a5df8dade2 (このIDを非表示/違反報告)
歌(プロフ) - すっごい面白いです！！これが途中で終わりなんて…もったいない…更新頑張ってください！…あ、忙しいとはおもいますが！ (2018年1月2日 21時) (レス) id: 88a9b95b41 (このIDを非表示/違反報告)
ええ - ページ5のところマサイがのっていません！説明しながら名前を言っていくのところです (2017年12月29日 20時) (レス) id: c52b8ce74d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽるて
| 作成日時：2016年12月5日 11時
