十九飛 ページ21
銭湯の男湯と女湯の間の壁は意外と低くざっと3mくらい
うん、まあこれくらいなら余裕でしょ
タオルを体に巻いて床が濡れていないことを確認すると、軽く助走をつけてジャンプする
壁の端に手をかけ上にぐっと身を乗り出せばみんなが湯船に浸かっているのを見下ろすことが出来た
声かけたらみんなどんな顔するんだろ
「おーいみんなー」
ン「あれ？要の声しない？さっきより近くから」
マ「あれまじだ、どっから？」
「ここ、ここ」
ザ「え、まじでわかんない、どこ？」
モ「あ、あそこだ〜、要〜」
「モトキー」
シ「モトキお前どこに手振って・・・て・・・はあああ！？お前何してんだよ！」
シルクがモトキの視線の先の私に気づいて絶叫する
シルクの絶叫で全員(モトキ以外だけど)が私に気付いて絶叫が連鎖した
「よっ、みんなお風呂楽しんでる？」
シ「楽しんでる？じゃねえよ！何してんだお前！！」
「だってこっち1人でつまらなかったから」
ン「そ、そんな可愛い顔で言ってもダメですー！お父さん許しません！」
身体の前で腕をクロスさせて胸を隠すンダホが顔を赤くして叫ぶ
女子か
シ「お前これ覗きだぞ！！」
「いやさっきだって同じようなもんだったじゃん、下履いてるか履いてないかの違いでしょ」
シ「それが大問題なんだっての！」
ザ「俺は大歓迎〜要も男湯来る？」
ダ「おいこいつ何言ってんだおい」
私が顔を出したことにより男湯は大混乱している
「まさかこんなにみんなが焦ると思わなかったわなんかごめん」
マ「そりゃ焦るだろ！」
ぺ「一応俺らも男だからね〜」
モ「まあそうだね〜」
ン「いやいやいやぺけたんとモトキ落ち着きすぎ！感想がおじいちゃん！」
シ「そこだけ会話が老人ホームだもんな・・・」
老人ホームって・・・ww
「いやとにかくなんかごめん、ちょっと驚かせたかっただけなんだわ」
少ししゅんとして申し訳なさそうにそういえばみんなが顔を見合わせる
シ「バーカ！わかってるつーの！」
ン「ちょっと驚いただけだよ！怒ってないから！」
マ「そーゆーこと、まあ驚かせたかったんなら狙い通りじゃね？」
確かに！とみんなが笑う
シ「とりあえずお前風呂戻れよ風邪引くぞ！」
「ん、そうする」
ン「また後でね〜」
「うんばいばい」
みんなに手を振って湯船へとダイブする
嫌われてなくてよかった、心の中でそう思ったのは秘密
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←十八飛
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しずるちゃ(プロフ) - あぽろさん» 初めてレスしたアカウントがこれでした。いまでもずっと帰りを待っています…あなたの作品が大好きです。 (5月24日 22時) (
レス) id: ceaee015ba (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 早く続きが、読みたいです！ (2022年9月30日 22時) (レス) id: a3652c9d51 (このIDを非表示/違反報告)
好美 - とっても面白かったです!続きがめっちゃ楽しみです！更新楽しみにしています！ﾖﾛ(｀・ω・´)ｽｸ！お願いします！ (2018年3月27日 10時) (レス) id: a5df8dade2 (このIDを非表示/違反報告)
歌(プロフ) - すっごい面白いです！！これが途中で終わりなんて…もったいない…更新頑張ってください！…あ、忙しいとはおもいますが！ (2018年1月2日 21時) (レス) id: 88a9b95b41 (このIDを非表示/違反報告)
ええ - ページ5のところマサイがのっていません！説明しながら名前を言っていくのところです (2017年12月29日 20時) (レス) id: c52b8ce74d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽるて
| 作成日時：2016年12月5日 11時
