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ユウから話を聞けば、今度のマジフト大会に出場予定の選手達が次々を怪我をしているのだと。
でも、その怪我は全て本人達の不注意によるもの・・・
だと思われていたが、どうもおかしいので原因を調べて欲しいのだとか。
ユウは既に調査をしており、怪我をした生徒に話を聞くと
皆、口を揃えて”体が勝手に動いた気がした”という。
『でも、特に目立ったことはしていなくて、日常生活での怪我だよね?』
ユウ「そうなんだよね〜。
マジフト選手っていう共通点以外は、
それ以上の情報がなくて、行き詰まってる感じ。」
うーんと二人で頭を悩ませていると、エースとデュースが物凄い勢いで走ってきた。
デュース「おい!トレイ先輩が階段から落ちて足を怪我したって!」
『!?
今先輩はどこにいるの??保健室??』
エース「いや、自室にいるって。」
『ユウ、行こう』
道中、心臓の不快な音が鳴り止まず、緊張で少し吐きそうだった。
階段から落ちたって、ひどい怪我ではないことを祈りながら、
私たちは急いで寮に向かった。
先輩の部屋の前に着き、ノックをしてドアを開ける。
『失礼します!!
っ!トレイ先輩!大丈夫ですか?』
トレイ「おーA達が。
なんか騒がせて悪いなー。
階段から足を踏み外してな、、受け身を取り損ねて右足を派手にやっちまった。
しばらくは松葉杖生活だな。」
『そんな・・・重傷じゃないですか!』
リドル「なんだい?怪我人の部屋にどやどやと集まって。
トレイ、何か食べたいものや飲みたいものはあるかい?」
トレイ「そんなに気にするなって、大丈夫だと言ってるだろう?」
リドル「そう言うわけにはいかないよ。
トレイは僕を庇って怪我を・・・」
トレイ「お前なら飛行術で受け身が取れてたと思うぞ。
俺が勝手にしくじっただけだからもう気にするなって。」
エース「ユウ、これってさ・・」
ユウ「やっぱり”不注意”じゃないよ。」
ケイト「主力選手のトレイくんがいないのしんどいし、また選手を選び直さなきゃだけど、、
まぁ、その分リドルくんが超頑張ればいいじゃん?
ささ、怪我人はゆっくり休ませてあげよ。
退散、退散〜。」
『あ、トレイ先輩。あとでハーブティー持ってきますね。』
トレイ「すまない。よろしく頼むよ。」
そういうと私たちはトレイ先輩の部屋を出た。
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作者名:みず | 作成日時:2020年7月17日 1時