Fから始まる物語２

92話 ページ45

思えば、ここ最近、ギターを弾くのが怖くなって、
不安で、ライブで失敗したらどうしよう
そんなこと思ってるのに、アリーナツアーを目指して活動するなんて考えられないって。

でも、違ったんだ。私が勝手に線引きしてた。
私は何がしたいの？


翼「私は、、龍哉君の作った曲を、
お姉ちゃんの歌を私のギターで一緒に演奏したい！」

健「よし！それや！」

康「うん。それでいいんだよ」

翼「ありがとうございます！
すっごくスッキリして、お腹すきました(笑)」

健「よし！元気になった証拠や！」

翼「ミッキーのバーガー食べに行きましょう！！」

康「あ、それ俺も食べたい」

健「(年上はやっぱり面倒見てしまうよなー。
瑞輝にも連絡入れとこ。)
待って〜！！」


健司さんと康司さんのおかげで、考えも改まったし、
思いっきりリフレッシュもできた。
本当にありがとうございました。




康「翼ちゃん、もう思い残すことない？」

翼「そうですね〜主要なものは全て食べたし、

あ、最後はパレード見たいです！」

健「ほんまよく食べるな〜
その細い体のどこに食べ物入ってんねん」

康「ほんとに、俺らより食べるしな」

翼「ん〜、私、食べる以外ずっとギター弾いてるだけですけどね、、動きながら弾いてるから運動になってるのかな？」

健「ほんと、ギター好きやな」

翼「はい！でも、ここ一週間くらい触ってないから
今日帰ったら多分弾き倒しますね(笑)」

健「若いな〜、多分俺らなんて帰ったら
疲れて寝るで。」

翼「これからも若い子の相手
よろしくお願いしますね、先輩」

康「程々で。」



エレクトリカルパレードまで見て、お土産を買って
家路に着いた。

翼「本当に今日はありがとうございました。」

健「ええよ、翼ちゃんが立ち直ってよかった」

康「うん、また事務所で会おう」

翼「はい、あ、これ今日のお礼です。」

健「ギターのキーホルダー？」

康「こっちはベースだ。」

翼「ちょうどかっこいいデザインで、見つけたのでつい、、3つセットで、3人でお揃いです笑

あの、着けなくてもいいので、何かプレゼントしたくて、、」

健＆康「ありがとう！！！」

翼「へへっ、では、また！
おやすみなさい！」

健＆康「おやすみ〜」


健司さん、康司さんありがとうございました。

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