Fから始まる物語２

93話 ページ46

お二人のおかげで楽しかったな。

明日は皆に会いに行こう。
そして、まだエフに居たいって伝えるんだ。

アリーナツアーも！


翼「にしても、ディズニーで買いすぎちゃったなー
ほとんど、自分用のお菓子だけど(笑)」

自分の食い意地に笑ってしまう。




鍵を開けてドアを開けたとき、
リビングから聞こえるテレビの音と、
電気がついていることに驚いて固まった。

え、私、テレビも電気も消してきたよね？？？

『あ、おかえり。ディズニー楽しんできた？』

翼「！？お姉ちゃん！？！？
なんでいるの！！！」

『ラインしたけど。見てないんでしょ』

そう言われスマホを確認したら、お姉ちゃんから連絡が入っていた。

『楽しかった？健司さん達とのデート(笑)』

翼「え！知ってたの！？」

『健司さんから連絡あったよ、妹ちゃんお借りしますって
スッキリした顔見る限り、考え決まったんだね？』





翼「うん。私、まだエフに居たい。
エフの音楽でギター弾きたい！」

堪えきれない涙を流しながら、お姉ちゃんに私の考えを伝えた。


お姉ちゃんが翼と私の名前を呼びながら、そっと抱きしめてくれた。

翼「お姉ちゃん？」

『悩ませてごめんね。翼辛い思いしてたのに気づいてあげられなくて。
翼が考えたいって行った時は凄く動揺しちゃって。
でも、まだ一緒にいたいって言ってくれてよかった。
私はずっと翼とバンドやりたかったんやから』

翼「お゛ね゛えぢゃああん泣」

『よしよし、って！鼻水！！！
うわ！洋服に付いたやん(笑)』

翼「ごめん〜〜〜泣」

『にしても、いいなーディズニー。
お土産は？？？』

翼「お菓子いっぱいｗ
食べよう！」




やっぱり、お姉ちゃん大好き。

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