Fから始まる物語２

89話 ページ42

健「、、」

翼「この間、新アルバムのレコーディングだったんですけどお姉ちゃんの歌凄くて。皆の演奏も凄くて。
私も必死で弾いたけど、全然ダメで、
私だけ時間がかかったんです。

今日のミーティングでも、
皆、それぞれにやりたいことがあって
目標があって、前に進もうとしてて

でも、私はレコーディングの日から止まったまま
いや、もっと前から止まったままだったのかも」

健「大分、思いつめてるな。
よし！！そんな時は、リフレッシュが一番！
俺、明日フリーやから翼ちゃん付き合って！」

翼「、、へ？？いや、私は考えを決めて、皆に言わなきゃ、、」

健「だーかーら、今のままやと考えも決まらんって！
よし、明日の朝8時に迎えに行くから！
決定、翼ちゃんに否定兼はありませーーん
ってことで、連絡先交換ね」

翼「えええ、なんですか、、それ、、
(流されやすいな、、私。)」

健「よし！明日、動きやすい格好で！スニーカーとかね！
んじゃ、気を付けて帰るんやで！クレープちゃんと食べてな！」

翼「はい、、
あ、ハンカチ。はぁ、これは行くしかないか」

健司さんって結構強引だなー。






健「おはよう〜！！！ちゃんと目を冷やしたみたいやね」

翼「あ、はい。
これ、ハンカチありがとうございました。」

健「せや！ありがとう！」

康「翼ちゃんやっけ？？
ごめんね、、健司が強引に誘ったんやろ？」

健「なんや、俺が悪いみたいに」

康「実際そうやろ！
翼ちゃんの確認も取らんとぶわーって喋って」

翼「あ、あの、康司さんありがとうございます。
でも、大丈夫です、リフレッシュお願いします。」

健「よし、行こう。
ほら、康司行くで！」

康「はぁーー。分かったよ。
翼ちゃん、車乗って」

翼「はい！
あの、こんなに早くからどこに行くんですか？？」

健「それは、着いてからのお楽しみや！」

康「あ、そこにある袋の中から
好きなもの選んで食べてええよ
俺らチョイスで申し訳ないけど」

翼「え、そんなお金払います！」

健「ええからええから、
今日は翼ちゃんのリフレッシュデー！
翼ちゃんは俺らに甘えて思いっきり食べて、遊ぶんやで」

翼「はぁ、、ありがとうございます。」

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