Fから始まる物語２

90話 ページ43

翼「え、ここって、、」

康「そう、夢の国」

健「女の子と遊ぶならディズニーやな！」

翼「わぁ！久しぶり！！」

健「行くで！！！」

健司さんと康司さんに手を引かれて
夢の国へと進んでいった。

本当にお姫様みたい。


でも、私よりはしゃいでるのは健司さんかな？笑


健「うえーースペースマウンテン気持ち悪い、、」

康「乗る前は強がってたのに」

翼「健司さん、ジェットコースター系苦手ですか？」

康「そう。なのに乗りたがる」

健「ちょっ、苦手ちゃうわ！乗れるわ！
翼ちゃん、後は何乗りたい？？」

翼「じゃあ、スプラッシュ、、」

健「えっ。」

康＆翼「あはははは」

健「もーー！俺飲み物買ってくるわ」




康「健司、強引だけど面倒見良いから、
翼ちゃんのことほっとけなかったんだと思う」

翼「確かに強引です。お姉ちゃんとは大違い。
でも、お姉ちゃんと同じ感じがします。」

康「そっちはクールだもんね。
でも、上って淡々とこなすよね」

翼「わかります。なんでも1人でこなしちゃって
私はお姉ちゃんに頼ってばかり
私はどんどん置いてけぼりです。」

康「わかるわかる。」

翼「でも、私は一緒に歩きたいんです。
もう、姉の後を追いたくなくて、、」

康「そう勝手に思い込んでるだけじゃない？
自分で私は姉の後ろって」

翼「え」

康「俺もそう思った時期があるよ。
健司がサッカー部に入ったから俺もって入部したけど、いつまでも健司と一緒じゃだめだなって。
健司は運動が得意だったから、俺は文科系って違う道を行った。

でも、俺が始めた音楽に健司も興味持っちゃって、
結局、同じことしてるんだけどね」

翼「そうだったんですか」

康「俺も、健司に対してコンプレック抱いてたよ。
なんでもこなす健司に対して俺はってずっと思ってた。
健司に一緒に音楽やりたいって言われたときは本当にうれしかったし。
やっぱり兄弟やなって。

健司には健司の才能があるけど、
俺には俺のやるべきことがあるから、
それを健司と合わせてやっていった。
だから、お姉ちゃんと自分を比べなくてもいいんよ。」

健「せやで〜、翼ちゃん
今の自分の腕に自信ないみたいやけど、
もう、この世界で十分やってけるくらいの実力あるで？

多分、スランプやな。」

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