85話 ページ38
拓也さんの手を握った時、
恐る恐る拓也さんの顔を見た。
とても優しい目だった。
大きな黒い瞳に私は吸い込まれそうで、
少し怖かった。
このままこの人の優しさに頼っていいのだろうかと。
あきらさんから「拓也連れて帰ってきて！」と
連絡があり、オーラル邸へ向かった。
拓也さんも少しほっとした表情をしている。
『拓也さん』
ん？という表情をしながら拓也さんが私の顔を見た。
『やっぱり、仕事を増やすのは変えません。
だって、それは絶対にバンドの活動に
繋がるから。
だから、やり方を変えます。
メンバー皆で進む形に』
拓也さんが私の頭にポンと手を置き。
思いっきり頭をぐらぐらさせた。
『ちょっ、、気持ち悪いです、、、
あたま、、揺らしすぎ、、』
拓也さんが優しい笑みでぐっっと親指を立て
オーラル邸のインターフォンを押した。
あ「たくやーーー！！！
おかえりーーー！！！！」
ま「あきら！！！
病み上がりの人にそんなに飛びついたらあかん！！
拓也、おかえり！」
重「おかえり、瑞輝ありがとな」
『いえ、これくらい、、
拓也さん、おかえりなさい』
拓也さんはあきらさんが飛びついてきて
困惑していたが、とても嬉しそうな笑顔だった。
あ「さ！拓也、驚くのはまだまだやで！
早く！こっち！！！」
ま「だから！そんなに拓也を急かしたらあかんて！！」
『まさやん、お母さんみたいになってますよ』
ま「あらやだ！瑞輝ちゃん。
手洗いうがいしてらっしゃい！」
『はーい。お母さん』
重「瑞輝、そこツッコむとこやで、、」
まさやお母さん(？)に言われた通り、
手洗いうがいをし、リビングに戻ると
沢山のバンド仲間が拓也さんの退院を祝っていた。
龍「はい、お前の飲み物」
『さんきゅ。
ねぇ、龍哉。』
龍「ん？」
『ごめんね。勝手に私だけで考えちゃって
本当に、』
龍「いいよ。俺らもお前の話をちゃんと
聞かなかったのが悪いんやし
ちゃんと話してくれるんやろ？」
『うん。今後何をビジョンにやっていくのか
ちゃんと皆に話す』
龍「それでよし。さぁ、飲もう」
翼「お姉ちゃん！龍哉くん！こっちこっち！」
GEN「瑞輝ちゃーーん」
渋「はーい。げんちゃん。俺とハグー」
GEN「ぶーやん何するの！！！！」
渋「んで、その流れで瑞輝ちゃんとはーｇ
田辺「させませーーん」くそめがね、、！！」
全く、何やってんだこの人たち。
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みず(プロフ) - 無糖さん» ありがとうございます！！嬉しいです！更新頑張ります。 (2019年11月21日 13時) (
レス) id: 491c56684a (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - 面白くてついついイッキ見しちゃいました！これからも更新楽しみにしてます、、！ (2019年11月20日 22時) (レス) id: eafff6591e (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - 。さん» すみません。確認不足でした。ご指摘ありがとうございます。 (2019年10月28日 20時) (レス) id: 4664cd757d (このIDを非表示/違反報告)
。 - オリジナルフラグくらいちゃんと確認しましょーよ (2019年10月28日 20時) (レス) id: aa51b2520e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みず | 作成日時：2019年10月28日 10時
