Fから始まる物語２

66話 ページ19

5月のメジャーデビュー向けて、
楽曲作成、ジャケット撮影、MV撮影、
インタビュー、ラジオなどなど、
目まぐるしい生活を送っていた。


翼「友達に頼んでなんとか、出席数は足りそう、、」

『東京の大学じゃないだけにきついよね』

晋「でも、活動が楽しいから大丈夫！
去年まで単位習得頑張ったから
今年は授業数も少ないよ」



私と龍哉は同じゼミに所属し、教授に活動のことを伝えると
卒業論文だけ書けばいいとのことだったので助かった。
なので、私たちは一足先に東京に引っ越すことにした。

杏那は卒業制作がある為、引き続き福岡に残ることに。



翼「私も早く東京に行きたいから、
勉強頑張るね！！」

『無理しすぎないようにね。
きつくなったら早めに植木さんに相談するんだよ』

翼「それはお姉ちゃんもね」


龍「じゃあ、来月のスケジュールで会おう」




龍「田淵さんがようこそ東京へ。だって」

『田淵さんらしい』

一通りの引っ越し作業を終わらせ、
龍哉とご飯を食べに行った。


GEN「え！え！え！瑞輝ちゃんじゃん！」

『あ！GENさん！お久しぶりです』

GEN「久しぶり！あれ？今日は誰と？」

『うちのメンバーでベースです。
彼がほとんどの作詞作曲をしています。』

龍「F-CIRCUSベースの小野龍哉です。
よろしくお願いします。」

GEN「うんうん。よろしくね！
君は爽やかボーイだ！」

？「GEN急に飛び出して行かないでよ」

GEN「だって、瑞輝ちゃん見つけてさ！」

ひ「フォーリミのひろかずです。
GENから聞いてます。こいつうるさかったでしょ？」

『いえいえ。拓也さんや田辺さんもいたので
大丈夫でしたよ。』

ひ「面白そうなバンドって言ってたんで、
いつか演奏見れること楽しみにしてます。
では、GEN連れていきますね。」

『ぜひ、私たちの音楽聞いてください。
ありがとうございました。』

GENさんがぶつぶつ言いながら、ひろかずさんに連れていかれた。


龍「東京ってすごい。」

『なんか意味が違うよ？？』

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